2/17 ラストアイドル

先週に引き続き、今週も審査員させて頂きました。
前回は私が指名されてしまった時点で
Love Cocchiを選べば
「どうせハロヲタだからでしょ」
Good Tearsを選べば
「どうせ振付師だからでしょ」
って言われるんだろうな〜 そんな単純な理由でもないんだけどな〜
と思ってたんですが、
想像以上に穿った見方をする方はいなくて、みんな真剣に5組のパフォーマンスを見守っているんだなぁと感じました。

2ndシーズンは、ほぼ直感で選ぶしかなかった1と違って 各グループがどんどんブラッシュアップしていく方式なのが良いですよね。
同じグループ、同じ審査員だとしても見るタイミングによって結果が変わる可能性が高いところに 希望があって。

個人的には、アイドルファンとしての勘に頼るところが大きかった1stシーズン、
振付師や演出家としてパフォーマンスに集中すれば良い2ndシーズン、
という感じなので 今の方が仕事してるモードな分、気が楽です。

女の子そのものを評価しなきゃいけないのって、だんだん「どの立場から言ってんだよ、私」って気になってきちゃうので。ほんとに。

ということでつぎの時のために、審査員をさせて頂いた回に関しては備忘録をここに記しておこうと思います。

今回は
指原莉乃×Someday Somewhere
「この恋はトランジット」
vs
秋元康×シュークリームロケッツ
「君のAchoo!」

師弟対決ー!
と言われてましたね。

個人的には
オサレカンパニー対決ー!(ですよね?)
でした。

はぁぁ とにもかくにも両組とも衣装が可愛い。
プリーツ最高。

審査員は男女で票が半々になりましたね。
私はサムサムを選ばせて頂きました。

このグループって、ラストアイドルファミリーの中だと唯一偶数のグループなんですよね。
偶数ってフォーメーション組むの難しいんです。
センターが定まらないし、ピラミッド(三角の隊形)にしようとすると真ん中が2人できちゃうから被っちゃうし、とか。
それを指原さんがWセンターにしたことでまとまりが出て見やすくなったなぁ、と思いました。
そもそも、ラストアイドル最初のセンターだった間島和奏ちゃんが満を持してセカンドグループに!って触れ込みだったのに、蓋を開けてみたら
え?偶数のグループなの???
と1stシーズンから何となくもやもやしていたので、それに対する回答がやっと出た気がしました。
メンバーのパフォーマンスも堂々としていて、おそらくラスアイファミリー全体の中でもトップクラスに身体が利くと思われる山田まひろちゃんのダンスの見せ場もあって。

こういう対決ってみんな何かしらの飛び道具を用意してきたりするので、王道路線ってスタートダッシュはそんなに強くないかもしれないけど
正々堂々と王道アイドルで勝負したる!という姿勢が指原さんからもメンバーからも出ている気がして、潔くてかっこいいなぁと思いました。

シュークリームロケッツは、前回の対決をVTRでチラッと見たら 導線で長月ちゃんがももなちゃんに結構な勢いでぶつかってしまったりしていてひやっとしたんですが
今回はかなり落ち着いてパフォーマンスに挑めてましたよね。
サビの「まるで時間が止まったように」のステップとかみんな同じようにやってますが、
実は前進してる子と後退してる子がいて、3人とも同じ速度で移動してるんだからさりげなく高度なことするなぁと。(3人が違う速度で移動すると三角形が崩れるので)
で、ここからはメンバーのパフォーマンスというよりそれ以外のことなんですが
まだちょっと色々軌道修正できる余地があるのかなぁ、とは思いました。
たとえば最初に衣装のスカートが繋がっている演出。
前回も見ている倉田さんやユースケさんたちは「前のボタンよりは今回リボンにしてよかった!」とおっしゃってたんですが、
前回を見ていない私にはリボンでも「???」と何が起きてるのかよく分からないまま終わってしまって…。
普通のステージならスカートを繋げてから板付でパフォーマンスに移れても、
ラストアイドルはスタジオ収録だから一度トークを挟んで、全員に見守られている中スカートを繋げる準備をしなきゃいけないじゃないですか。
その時間が、長ければ長いほど待ってる人たちの期待値は上がる。
そんなハードルが上がりきった状態で曲が始まってすぐに繋げたばかりのスカートが離れたら「ん?いまの何だった??」ってなりませんかね…?
なんかの伏線だったのかなぁ、と色々気になって見るも最後までその謎は解けず…。
たとえばスカートを繋げてたリボンが後半に出てくるハンカチだった、とかならまだ回収できる気もするんですが…。
あとはこの曲、すごい難しいですね!
耳に残るし良い曲なことにまちがいはないんですが、歌い出しが低くてAメロ(ラップ?)大変そうだなぁ、と。
もちろん、メンバーが練習や努力を怠らないことも大事なんですが、準備期間から考えてももう少し本人たちの音域に合わせてあげても…という気持ちにならなくもないというか。
これはほかの審査員の方々やユースケさん達とあとで話してたんですが
高音を出しづらそうにしてるのってちょっとキュートだったり色っぽい方向に転がったりすることがあるけど、低音が出しづらそうなのってただただ苦しそうだね、と。

(個人的には、早口で発音しづらそうに歌うやつはすごく好きです。『What is Love?』の「Is it necessary?」とかね!まーちゃんも捨てがたいんだけどここはやっぱさゆかな!!いやまーちゃんもいいよね!!)

「一度負けたからといってコロコロ変える必要はない」という意見は私もまったくその通りだと思うんですが
シュークリームロケッツに関してはこの辺りのことはかなり気になってしまったので、今後どうなっていくのかなぁと楽しみでもあります。

それから今回の対決とはぜんぜん関係ないですが、サムサムのちっちゃい3人組 清原ちゃん、ひめりちゃん、れいあちゃん。
自分たちのことを「サムサム動物園」と呼んでいるそうなんですが、
私と日笠さんは3人のことを「宝」と呼んでいます。
なんでこんなに可愛いのかよ。