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<雑談>離婚したら温かい世界だったの

離婚したら、社会から迫害されて生きていくんだと思っていました。
私の周りには離婚した人がいなかったから、離婚した人が、その後の人生をどうやって生きているのかわからなくて、ネットで「36歳バツイチ未来なし」みたいな記事を読んで、震えていました。

離婚直前に初めたパートで、現場のリーダーを務める女性と、初めての顔合わせ。
言いにくいことは、初めに話しておいた方がいいや!と思い、
勇気を出して
「私今、離婚協議中なんです!裁判するかもしれないから、シフトは、あまり入れられません!」
と叫んだ。
その時の私の顔は、相当こわばっていたはずだ。

リーダーの女性は、うなずいて言った。
「そうなの?わかったわ。頑張りましょうね」
と笑顔で言った。私と視線をしっかりあわせ、
それはもう、生涯忘れることのできないような、包み込んでくれるような温かい笑顔だった。

迫害されると思っていたので「あれ?」と拍子抜けするほどだった。

そのあと、私は更なる温かさに包まれることになる。
もう、職場に恵まれた、としか言いようが無いのだけど、
職場のメンバーは、どの人もどの人も、みんな女神のように優しくて、
仕事を教えてもらいながら、いつも元気をもらい、感謝でいっぱいの毎日を送ることとなった

*****
仕事に慣れた私は、一人暮らし用のマンションを探しすことにした。
某大手賃貸の営業マンの男性は、私の希望に沿って、次から次と、たくさんの物件を紹介してくれる。
お部屋探しの中では、引越しの理由や、仕事を聞かれた。
入居審査に必要だから、とのこと。

隠す訳にもいかないから、正直に、「離婚するつもり」と述べた。

給与の額に不足はないはずだから、入居審査に不安はなかったけど、やはり社会的にどう思われるのか、気になった。

しかし、そんな不安は一瞬で払拭された。
営業マンは笑顔で、「そうなんですね。一緒に頑張りましょう!**さん(私の名前)のこと、大家さんもきっと、応援してくれますよ!
と励ましてくれた。

決して、営業トークで言ってる、という感じではなくて、本気で励ましてくれてる感じが伝わってきて、有り難かった。

******
その後、正式に離婚をしてから、友達にも報告することになった。みんな励ましてくれた。誰一人、批判する人なんていなかった
それどころか、ごはんや旅行誘ってくれたり、
辛い時は、私の心が落ち着くまで、いつまでも話を聞いてくれた

******
離婚から半年が経った。
仕事で、これからシングルマザーになる女性に出会った。
前向きで明るくて、素敵な女性だった。
私なりに、精一杯の応援の言葉を贈らせてもらった
女性は「ありがとう!」と受け取ってくれて、
私の中で、一つの輪が繋がった気がした。

もう大丈夫。次のステップに向かって歩いていける。

私は、この半年間、とても温かい世界にいた

もちろん、世の中には、つまらない偏見を持っている人だっているでしょう。でも、私には、この半年間の思い出があるから

これから何があっても大丈夫だと思う。

皆に感謝

そして、私が次に、繋いでいく。



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