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授乳中の方必見!アルコール消毒で白斑を治す

授乳中、乳首に信じられないくらいの激痛。見ると白い小さなニキビのようなものができている。これが白斑です。

"白斑"で検索しても根本的な治療法は出てこない。助産師のマッサージも痛いだけ、鎮痛剤もお茶も漢方も全然効かない。しばらくして治ったと思ってもすぐに再発、激痛のループから抜け出せない。筆者は2か月近くそんな状況が続きました。

この記事では、筆者が試行錯誤で行きついたアルコール消毒で白斑を治す方法をご紹介します。その他にも、白斑に悩む方がとりあえず試せる方法を筆者の経験を交えてまとめています。


結論:唯一アルコール消毒が効果あり

筆者の場合、白斑には唯一アルコール消毒が効きました。始めて数日で痛みと白斑が消え、その後1か月以上再発していません。やったことは下記だけです。

  1. 授乳する

  2. 傷口消毒用のアルコールをティッシュに含ませて乳頭を拭く

  3. 馬油を塗って保湿する

  4. 母乳パッドを新しいものに替える

この方法は自己流なので全員に推奨するものではありません。もし近くにおっぱいトラブルの専門外来があるのであれば受診の方をおすすめします。しかし、専門外来は非常に少ないのが現状で、育児で忙しい中なかなか治療を受けに行くのは難しいものです。傷口消毒用のアルコールはドラッグストアで安価に簡単に手に入るため、専門外来が近くにない、ほかの方法で効果がない、今すぐなんとかしたい、という方は一度試してみる価値はあると思います。

白斑とは?

そもそも白斑とは何でしょうか?白斑とは乳頭の先端に~数mm程度の白いニキビのような斑点ができるもので、乳口炎とも呼ばれます。大変強い痛みを伴い、乳腺炎に発展することもあるそうです。一度発症すると治りにくく何度も繰り返します。

この痛みは本当に辛い症状です。筆者の場合、乳首の痛みから始まって、おっぱい全体が痛くなり、毎日「痛い」しか考えられなくなりました。治ったと思っても何度も繰り返し、気づけば2か月近く経っていました。

白斑の原因

  • 乳頭に傷ができる

  • 乳頭が不衛生になっている

  • 母乳がつまっている

  • 血行が悪い

  • ストレス、疲労

このような原因で乳頭が炎症を起こすことで白斑になるそうです。とはいえ、飲めば乳頭に傷ができることもあるでしょう。何度も授乳していれば不衛生になったり、つまることもあります。寒くなれば血行は悪くなるし、慣れない育児にストレスや疲労はつきものです。白斑の原因をなくすように努力することは大切ですが、完全になくすことは至難の業です。少なくとも筆者は無理だと感じました。

白斑の対処法

アルコール消毒

この方法は完全に自己流です。産婦人科のホームページに、乳口炎の治療に抗生剤を含む軟膏を処方することがある、という記述を見つけたことがきっかけです。抗生剤ということはきっと雑菌の繁殖を防ぐ目的だろうと思い、それならアルコールでいいのではないかと思ってダメ元でやってみたのが始まりです。

おそらく筆者の場合は乳頭に雑菌が繁殖して炎症を起こしていたことが主な原因だったのでしょう。始めてから数日で白斑は消え、その後1か月以上経った今も再発していません。

乳首のアルコールへの耐性やアルコールの残存による赤ちゃんへの影響などが気になる人はやめた方がいいです。ですが、とにかく今すぐ何とかしたい、という方にはおすすめです。

授乳中の抱き方を変える

ネットで検索すると真っ先に出てくるのはこの方法でしょう。いつも同じ方向で授乳していると飲み残しが偏るため、横抱き、縦抱き、フットボール抱きなどを組み合わせて授乳するというものです。

筆者の場合はずっと横抱きで授乳していたため、いきなり慣れない抱き方をするとむしろ飲み残しが多くなってしまい、これだけでは解決に至りませんでした。普段からいろいろな抱き方で授乳していれば予防になるのかもしれません。

母乳パッドを毎回交換する

つい交換せずにそのまま使いがちですが、母乳は栄養豊富で母乳パッドは雑菌の温床です。母乳パッドは乳頭に常に触れるものなので、費用はかかりますが毎回交換して清潔を保つのが理想的です。

筆者はそれまでガーゼを適当に当てていましたが、白斑ができたのをきっかけに使い捨ての母乳パッドを毎回取り替えて使うようにしました。

保湿する

赤ちゃんの口に入っても安全なオイルで乳頭を保湿します。保湿剤にはラノリンクリームや馬油、オリーブオイルなどがあります。筆者はそれまでまったく保湿していませんでしたが、白斑ができたのをきっかけにピアバーユを使うようにしました。

入浴

湯船につかることで血行がよくなり、痛みが緩和されます。即効性があるので、筆者も痛くて寝られないときは夜中の3時、4時に風呂を沸かして入っていました。お風呂上りに体が冷えると元通り痛くなるので、体が冷えないように暖かくしておくのが重要です。

ただし、乳腺炎を発症している場合は悪化することもあるそうです。症状と相談して様子を見つつ試す必要があります。

マッサージ

マッサージは助産師外来に行くとまず受けるものだと思います。マッサージによって母乳のつまりが取れたり血行が良くなったりして治ることがあるそうです。

筆者も一度受けたことがあり、確かにおっぱいが軽くなって痛みも少なくなった気がしました。ただ、すぐに再発したのと、片乳で5,000円かかったのとで、リピートはしませんでした。

そのときの助産師さんによると正しくセルフマッサージするのは難しいので、セルフはおすすめしないとのことでした。

まとめ

この記事ではアルコール消毒を中心に、自分でできる白斑の治療法をご紹介しました。もちろん専門外来で適切な治療を受けるのがベストですが、専門外来は少ないし日々の育児は忙しいし、現実的に難しい方が多いと思います。今回ご紹介した方法は手軽に始められる対策ばかりですので、今すぐ何とかしたい、という方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。

白斑は本当に辛いものです。一人でも多くの人が白斑を克服できるように、少しでもこの記事が役に立てば嬉しく思います。

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