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2023年12月雑文。遺伝子にジーンとした話。

12月11日(月)有給を取って、高速バスで2時間30分ほどかけて甲府へ行った。山々に囲まれ、東京のようなビル群が立ち並んでいることに慣れてしまった人間は、高層ビルやマンションがないことによる開けた感じ、開放感をこれでもかと感じる。

1日目。ほったらかし温泉へ行った。露天風呂から山梨市を高台から一望できる。東京ですら見れないこの絶景はお金に換えたらいくらするのだろうか。そんな雑念を湯に浸り溶かしていく。この日は12月にしては暖かく、露天風呂でも長く浸かれる良い天気だった。

2日目。武田神社へ行く。武田神社に行って、武田家は3代に渡ってその地で暮らしていた。敵からの攻撃に備えた作りをして、当たり前だけど500年ほど前そこに彼らは確かに住んでいた。そして、そのことは世に語り継がれ、500年後見ず知らずの自分でもそこに彼らが生きていた場所を確かめることができる。歴史上の人物は、存在していたことがわかるが、歴史に残らなかった圧倒的多数の人たちの暮らしはどんなだったろうか。数百年も前に行きた庶民の暮らしぶりを残した書物は少ないが、現代なら後世にも残すことができる。それは例えば動画やnote。自分の両親の結婚当初どうだったのか、祖父母の若い時がどうだったのか知ってみたいと思う。連綿と時代を紡いでいく遺伝子を想い、独り神社を巡り、ジーンとした。

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