アウトドアガイドが海辺の古民家リノベする⑤ 天井を作ってみる
屋根が張り終わり一安心。
しているまもなく、実は創業系の支援補助金を申請している関係で、締め切りが迫っています。
あと10日で内装の基本的な部分を仕上げなければ。
リノベーションの基本 破壊活動&部屋の砂漠化
ということで、早速天井の作成にかかります。
雨漏れしていたので、基本天井は全剥がし。
ここでまた破壊活動のスタート。
困ったことに屋根の葺き替えの時に、土が落ちて天井裏に全て積もっている模様。天井を剥がすたびに巻き上がる土埃。
部屋の中が砂漠と化していきます。
それでも全て天井を剥がし、屋根裏の土はこのあと降ってくると行けないので全てお掃除。夜を徹して、これもなかなか骨が折れる作業でした。
リノベーションは、根気、元気、やる気が求められます。逆にこれがあればいつかは終わりが見えてくる。
なんとか天井も全て剥がし終わると、迫力のある梁が現れました。
うん、これは良い!ということで天井のレベルを一段上げて、梁が見えるように作ることにしました。
そして、6畳と8畳に分かれていた和室の仕切りをとって一つの空間にし開放的に。
キッチンと4.5畳の和室も仕切られていたのですが壁を破壊してダイニングキッチン的に繋げてしまいました。
おそらく昔の家は断熱や空調が今ほど性能高くなかったので、なるべく居住空間を狭くしていたのでしょうね。これで大分開放感のある空間になってきました。
梁を出すための天井下地作り
さて、一通りの破壊活動を終えて、いよいよ天井の下地作りにはいります。
まずは下地となる垂木を組んでいきます。天井を貼った時に、垂れないように吊るし木を足しながら、何とか完成。ここは大工さんと共に施工。
天井のレベルが上がったことで、壁も新しく作らなければならないので、壁の下地も組んでいきます。組んだ下地の上や横に断熱材を敷き詰めて、外からの冷気や熱気をシャットアウト!
この一手間で快適な空間になると信じます。
ハード作業 石膏ボード貼りとパテ埋め
さてここからが大変。この高さの下地に石膏ボードを貼り付けていきます。ここは1人では到底無理。サイズに切って貼り付ける作業を、慣れてる方と一緒に行なっていきます。
この作業が天井作りでは1番人手を要するハード作業でした。
石膏ボードが貼れたら、今回はペンキで仕上げる計画だったので、ビスの跡や繋ぎ目をパテで埋め、乾燥した後はサンダーで削って滑らかにする作業。これも大変、このご時世になかなかアナログで手間のかかる作業だなと思いつつ、なんとか壁の下準備完成!
あと何気にペンキを塗る前の養生と言って、飛び散るペンキや色をつけたくないところに、つかないようにマスキングテープやマスカーで覆う作業も地味に大変です。
うん、大変しか言ってませんね。大変じゃない作業は今回はありません!
根気、元気、やる気で突き進みます!
最後の難関 ペンキ塗り
さて、ここまで来たら後は塗るだけ。と言ってもこの面積を塗るのも一苦労。
常に上を見て、首を曲げながらの作業。そしてペンキを浴びながら…
最初は自分に降りかかるペンキで服が汚れるのが気になりましたが、後半はもうそんなの関係ねぇ状態です。
今回は海と空のイメージで水色のペンキを用意しました。塗り始めると、何か自分のイメージしていた色と違って濃い…水色というよりは青。
うん、これは違う、ということでやり直し!
白いペンキを足して、もう一度塗っていきます。
あとで後悔するよりは納得いく形で終わりたい。
夜を徹してのペンキ塗りでした…。
ペンキの基本は2度塗り。ムラが目立たないように、1回目の上からもう一度塗ってなんとか完成です。
天井の完成です!今回もまた、ハードであった。照明関係はこのあとつけるとして、この後は壁を仕上げていきます。
今回は書きませんでしたが、天井を施行するタイミングで、配線を変えるのであれば、電気工事が必要になります。これは地力ではできないので、電気屋さんにお願いする必要があります。
工務店は、この段取りを考えながら職人さんと調整していくんですね。色々と学びが多いです。
ということで、次回は壁塗りを漆喰仕上げで、ワークショップ的にやってみましたのでそちらをレポートします!
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