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【たけポン通訳ガイドに挑戦!?北海道旅 その12】

【8日目 流氷クルーズ!】
この日は奇跡的?にちゃんと集合時間には2人とも起きてきた。うん。本気を出せば時間を守れるね(笑)
数分走ったところの港に到着。僕らが乗るのはエバーグリーン号。オオワシ、オジロワシの撮影向けの航海だ。
少し早くついたこともあり、とりあえず船内で待機。あとから外国人団体もやってくる。
実はこのツアー、僕は無料扱いで乗ることができるのだ。まあ流氷クルーズも気になるが、休養に充ててもいいかな。二人が楽しんでいる間、適当にノンビリしていればいいし。と思いつつ電話して確認したところ、外国人観光客をガイドするという立場であれば、個人であっても無料で乗れるよ!とのこと。
なら乗るか!と、乗船を決めたのだ。これも役得だね!


流氷の脇に到着。砕氷が出来る船ではないので、中に割入ってはいるわけではないが、それでも微速前進・後退を繰り返しながら、少しずつ中に侵入していく。
目的ポイントに到着したら、サカナを投げて、ワシを呼び寄せる。
最初は遠くで見ていたのが、だんだん寄ってきて集まり始める。
オオワシ、オジロワシ、カモメ、そして蝦夷黒鳥(=カラス)


日の出は残念ながら拝めなかったが、夜明けの流氷が張り詰めた海に、沢山の鳥が来る光景を見ることが出来る。
流石に寒くなってきたので、僕は一旦船内へ。程なくクラウディンも入ってくる。無線のやり取りを聞いていたら、どうも今日はかなり多いらしい。今シーズン一番だ!と言っていた。
まだ時間ではないのに、一旦船が動き始める。どうしたんだろう?と思ったら、流氷が港に迫ってきているので一旦退避し、近くのポイントに移動するらしい。
確かに朝着いた時よりも、少しづつ岸に向かって流氷が迫ってきている気がする。風向き、潮流などによってその日のコンディションが一気に変わるのも流氷の面白いところだ。

なかなかの見応えに大満足して、港へと戻る。
宿では丁度、2番の船に乗る組が出発するところ。僕らはこれから朝ご飯だ。



ここでは少しだけ奮発して、朝食に+1000円のいくら丼をオーダーしている!
旬の季節は秋なので、この季節は冷凍ものにはなるが、それでもやはり美味い!!
昨日の満腹感がまだ微妙に残っている腹具合ではあったが、目の前に出てくるとぺろりと平らげてしまった。

【吹雪のオホーツク沿岸】

お土産にイクラを発送し、いざ出発。
何の変哲もない峠越えに、ちょっと眠気を感じて休憩をしつつ、オホーツク海側へ。
折しも激しく雪が降ってくる。この日は全体的に天気は下り坂で、このツアーが始まってからは初めてのまともな雪道になる。
ちなみに僕の晴れ男パワーは、雪には通じない(雪が好きだから)

国道を走っていたら、なかなかストップして撮影は出来ないので、ちょっと農道へと寄り道。すると白鳥の群れを畑に発見。白い世界に真っ白の白鳥だから、僕は見落としていたが、クラウディンが教えてくれた。
畑にはいたのに、肝心の狙っていた湯沸湖の白鳥飛来地には一羽も見当たらない。後から来た撮影ガイド的な人に聞いたら、今日はどこも野鳥は空振りばかりだそうな。
早々に僕らも断念して、お昼ご飯を食べに北浜駅へ。


旅の性格上仕方がないのだが、鉄分が全くないな~と思い始め、丁度いいところにある!と組み込んだのが、この北浜駅構内にあるカフェだ。
無人駅だが、晴れていればオホーツク海の絶景が見渡せる駅として有名で、どうやらさっきまではバス団体もいて賑わっていたらしい。
カフェ店内に入ると、昭和レトロな旧型客車をイメージしたと思われる窓側席が。他にも鉄道グッズの展示も。
入ったときは一杯だったが、ちょうど僕らが入店のタイミングで一組席を立ち、窓際席に座ることができた。
食事しているあいだに列車が通らないか?と期待したのだが、丁度空白の時間帯。次の列車は2時間後なので、やむを得ず駅を後にする。

次のポイントは、網走市内の公園。モモンガやエゾリスなどが居るであろうとされる情報がある。
時折吹雪くような天気なのに、駐車場には車が沢山。これはカメラマンが来ているのだろうとは容易に想像がつく。
ただ、詳しい場所の情報はない。ちょうどすれ違う地元の人らしき方に聞いてみると、橋を渡った向こう側に沢山待ち構えているよ!とのことなので、行ってみることに。
林の中の一角に、8人ぐらいはいただろうか。
出てきている…という訳ではなく、モモンガが居るとされている木を見つめて出てくるのを待ち構えているみたいだ。


ステファンを残して一旦クラウディンと僕のトイレのため戻る。公園内のトイレは冬季閉鎖なので、スーパーまで少し車で移動し拝借。
もうそろそろ宿へと向かわなければ…という時間でもあるので、再び僕単独でステファンを迎えに行く。
すると、一応モモンガを見ることが出来たらしいが、撮影は間に合わなかったそう。
まあ、すばしっこそうだからなかなか撮影は難しいのだろう。

吹雪の中を走らせて、今日のお宿・サロマニアンに到着。
先にチェックインを済ませて、ステファン達を案内。
そう、最初のうちは彼らがクルマを降りるのを待っていたが、ふとチェックインを僕が先に済ませておけば、宿案内が終わる頃に彼らが降りてきて、そのまま英語で僕が案内…という流れがスムーズだということに気付いた。

僕は食事までの間に温泉へ。ここまでかけ流しの温泉ばかり入っていたのだが、お湯に浸かったらあれ?と感じる。多分これ、循環型だ…。分析表を見たら、やはりその通り。
後で聞くと、この辺りは温泉過疎地帯らしく、暫く走らないと、かけ流し湯はないのだそう。

今日からここで二泊、今日は朝早かったこともありクラウディンやステファンも少しお疲れらしく、夜ご飯も早々に、お部屋に引っ込んだ。
明日はなるべく休養日かな?
宿からほど近いところにも、野生動物ポイントの情報を聞くことが出来たので、軽めに案内することにしようか。


食後は泊まり合わせたゲストで、交流タイム。
隣り合わせた年配の方は、全国のマラソン大会などを目的地として旅をして回る超人。なんと、260kmの距離を一睡もせず走ることもあったのだとか。
とんでもない人だ。
明日の予定についてみんなで相談して、一緒に遊びに行くことも多いらしく、なかなか面白そう。この辺りはカーリングが盛んらしく、あのもぐもぐタイムで有名なチームメンバーの出身でもあるらしい。
ウィンタースポーツ?焼肉?
楽しそうだが、多分ステファン達は野生動物探しに行きたいだろうから、また今度、自力で来た時にしよう。


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