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FARFETCH や LVMH を経て DemandSphere のカントリーマネージ…

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FARFETCH や LVMH を経て DemandSphere のカントリーマネージャー。

最近の記事

Re: セリーヌ 、バーバリー 、グッチ、そしてイッタラ

イッタラがリブランディングを実施し、日本でも関心が高まっている。フィンランド在住のブロガーさんが詳細を書いてくださっており、非常に参考になる。ただ、本記事では、少し引いた視点から、リブランディングに起こりがちな例を紹介していく。 まずイッタラの件について知らない方のために軽く紹介。2023年2月、ヤンニ・ヴェプサライネンがイッタラのクリエイティブディレクター(以下、CD)に就任。1年の準備期間を経て、2024年2月からのコミュニケーション戦略を刷新。注目を集めている。 In

    • アンチECなロレックスに140億円の罰金。ブランドはなぜDXに苦戦するのか。

      ロレックスが販売店に対して同社商品のEコマース販売を禁じていたとして、フランスの競争委員会は9160万ユーロ、約140億円超の罰金を科した。そもそも何故ロレックスは ECを拒絶してきたのか、対照的に Web3 に投資するブランドは何を企図しているのか。デジタルとラグジュアリーブランドでの経験を持つ筆者が私見を述べたい。 ECも店もないロレックスロレックスといえば高級時計の代名詞ともいえるが、実は直接販売の機能を持っていない。かつて先進的なプロモーションに取り組んだ時計会社と

      • スウィフトノミクス - 日本にもビッグウェーブが来る

        2023年6月21日、テイラー・スウィフトの来日公演が発表されました。海外女性アーティストとして初となる、東京ドーム4日連続。同時に世界ツアーが発表され、合計106公演が 2024年の8月まで開催されます。数千億円規模の経済効果が見込まれ、スウィフトノミクスという言葉が生まれるほど、テイラーの勢いは凄まじいことになっています。 約5年ぶりのツアー『The Eras Tour』は北米でスタートし、52公演 250万枚のチケットは即完売。転売市場では最も高額なチケットは $42

        • Nike vs Adidas に学ぶ 小売 x ブランド x デジタル 最前線

          2015年頃に本格化したNikeとAdidasの戦いは凄まじいものでした。コラボレーションによる製品開発、SNSを活用したデジタルマーケティング、OMOにD2C/DTC… いま話題のトピックがカバーされており、メーカーや小売業におけるデジタル戦略を検討するうえで非常に優れた教材となります。 両社の歴史は非常に長いものの、筆者は2015年がひとつの転換点だったと考えています。ほぼすべての若者がスマホを持つようになったタイミングに、Nikeからスマホアプリ『SNKRS』がローン

        Re: セリーヌ 、バーバリー 、グッチ、そしてイッタラ

        • アンチECなロレックスに140億円の罰金。ブランドはなぜDXに苦戦するのか。

        • スウィフトノミクス - 日本にもビッグウェーブが来る

        • Nike vs Adidas に学ぶ 小売 x ブランド x デジタル 最前線

          海外経験ゼロな僕の外資キャリア設計

          小松さんとの縁で "SaaSビジネス Advent Calendar 2019" に参加します...が、まだ経験も浅くSaaSを語れる人間ではないので、キャリアのことでも書こうかと。飛行機の中でつらつら書いてます。 留学費用がないなら海外就職すればいいじゃん学生時代の僕は成績が悪く、お金もなく、早々に留学を断念しました。主食はもやし。生きるだけで必死。 このまま僕は普通に就職するのだろうか。ああ〜外国行ってみたいなぁ。悩める僕に、大学の恩師がナイスなアドバイスをくれました

          海外経験ゼロな僕の外資キャリア設計