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飛騨の木で作るコースターが欲しい人を募集します

なんて大袈裟に言ってみたものの、とりあえず50枚です。無料でお届けします。希望される方は、Googleフォームで、必要事項を記入・送信していただくか、私のTwitterまでご連絡ください。1世帯、2枚までお送りできます。

どうしてこんなことをするかというと、単純にぼくにも何かできることはないかと思ったから。それで、一応できそうで、自分的にもワクワクするのがこの企画(といってもそんな立派なものじゃないが)だったというわけです。

ぼくは、岐阜県飛騨市に最近引っ越してきた。チリでの取材活動を終えて、賞に応募する作品を八王子の実家で書き上げて、ここへやってきた。実家には定期的に帰る予定だったけど、こんな感じで帰れずじまい。甥っ子が無事に生まれて欲しいとか思いつつ、祖母がぼくの名前を忘れてる疑惑にショックを受けたりしながら、動けないって嫌だなと感じる。一方、ぼくはといえば、たまに記事を書いては気晴らしにバイクで川へ出かけ、釣りをしたりしている。近所のおっさんと河川管理と称した川遊びをしたりと、気楽なもんです。

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そんな状況の中で、しょうもなくてもできることをしたいと。いろんな企業やクリエーターが頑張っているし、まあぼくは何もしなくてもいいんだろうけど、でも何かしたいなと。東日本大震災が起きたとき、ぼくは沖縄の大学にいた。ちょうど仲間と、西表島へちょっとした冒険旅行に行く前だった。父親に「こんなご時世だから、考え直せ」と言われて、それでも出かけた。大学2年の夏休み、バイクで北海道まで旅する道中、被災地を通った。結局、そのときも何にもしなかったのだけれど。今の何かしたいという気持ちは、こういう過去ともつながっているかもしれない。だとしたらダサい話だけど、何かやりたいと思い立ってしまった以上、止める理由も見当たらない。

そして!

コースターは飛騨の森のクルミでできている。きっと、いい匂いもするはず(まだ嗅いでないけど)。この価値は変わらない。飛騨市は面積にして90%以上が森林。それも広葉樹が多くて、雪溶けのあとは真っ茶色な山々が、GWにもなれば萌黄色に一変する。そこには寝ぼけ眼の熊がいたり、鳥が鳴いたりしていて、谷を走る渓流では、イワナやヤマメがよく釣れる。そういう森の木でできたコースターになる予定です。

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クルミのコースターにはQRコードが彫ってあって、そこからウエブサイトにアクセスすると、ぼくが撮影・編集した飛騨の動画を見られる仕組み。動画撮影も編集もプロじゃないけど、ちょっとは楽しめますよ。おしゃれな田舎暮らし動画でもなければ、高機能な機材で野生動物の息吹を捉えた動画でもないですが、そこそこいいです。おまけで、南米パタゴニアをカヤックで旅行したときの動画も見れます。コンテンツは、順次追加予定。そして、何度もいうけど、飛騨のクルミで製作します。お茶でもしながら、楽しんでいただければ。

製作は自分で50枚作るのがかなり大変そうなので、飛騨のいかした企業にお願いした。今日、見本の写真を添付したメールをいただいて、発注を済ませた。QRコードもしっかり読み取れることを確認してくれたらしい。インデザインで作ったデザインのデータから想像するよりも、なかなか雰囲気があるコースターになりそう。

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QRコードをプロダクトに印字・刻印するというのは、割といいと思う。もともとは、かつて暮らしたペルーのお菓子を輸入販売するときにやってみようと考えていた。包装にコードを貼っつけて、生産工程や働く人たちの暮らしを紹介するサイトを訪問してもらう。動画は何十個も用意して、ランダムに表示する。生産者の暮らしも含めて、トレーサビリティを確保した商品、あるいは一つのメディアとして機能する商品。そんなものを売りたいなー、なんてペルーの友人と話していた。が、ペルーも外出禁止で、その話もほとんど進まずじまい。いつかまた話が再始動したとき、ちょっと実験的なものを行なっていれば、取り掛かりやすい。そういうわけで、今回のコースターにはコードを刻印する。

話はそれたけど、そういうことで飛騨のクルミで作るコースターを無料で配布します。配送方法は、ポスト投函で済む郵便になるかと思います。コースターができるのが4月末ということなので、お届けは5月になります。反響がよければ、追加で製作することも検討します(お財布と相談しながら)。ぜひ、ご連絡ください。誰か欲しいやついるかな、と思った方はこのnoteのシェアをお願いします。では。

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