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うさぎ、社史を作る。〜インタビュー篇2〜

こんにちは!昨夜は生ビールを飲みました。酒うさぎです!

タイトル通り、今日は前回の続きです。社史作りシリーズのインタビュー篇は、今回の記事で最後となります。長くなりますが、どうぞお付き合いくださいませ!

さて、前回は初めてのインタビューということで、まあ上手くいかず準備不足を反省したうさぎですが、果たしてどんな成長を遂げたのでしょうか。
結論から言いますと、1人目の時より4人目5人目の時(同じ日にインタビューしました)の方が、圧倒的に普通のインタビューでした。
つまり、ダメダメインタビューから「よかったんじゃない」と言われるインタビューに成長したということです!ちなみに上記のセリフは同行してくださったデザイン部リーダーが実際に言ってくれたセリフです。

ではその後のインタビューをどのように行ったのか、どんなポイントに気づき、改善していったのか具体的にお話ししていきます。

まず前回の反省点の振り返りです。初回のインタビューの私はこんな状態になってましたよね。

こうなった要因は、『話の流れを想定することが出来ていなかった』からだと気づいたところが前回の反省点でした。
そこで次回からはある程度台本のようなものをメモしておき、インタビューに臨もうと考えたわけです。

【2人目 Iさん】

そうして2人目のインタビューは、初回から4日後に行われました。場所は弊社の共有スペース。メッッチャ広い&オシャレ空間です。普段はメンバーが各々仕事したり休憩したりお昼食べたり思い思いに過ごす部屋として利用されています。

これはデザインチームでランチした時の写真です。楽しそうでしょう。楽しかったです。話が盛大に脱線してしまいましたが、そんなリラックス空間で2人目の方にインタビューできたので、本番が始まるときには緊張がほぐれていました。

2人目のIさんは弊社の取締役のうちの1人です。開発チームのリーダーでもあり、気さくな職人さんというイメージでした。実際にインタビューが始まって見ても、やはりイメージ通りの方。こちらの少し無茶振り目な質問にも(Iさんの過去の社内恋愛事情etc...)快く答えてくださいました。
また、インタビュー中は前回のように頭半分混乱状態にならずに、話の展開に合わせて質問の順番を入れ替えるなど、一問一答の形にならないよう、会話を進めていくことを意識できました。

んが!やはり同席していたチームリーダーから、Iさんへ追加質問があったりと、私の突っ込み不足な会話になってしまいました。

実際、インタビューが終わってからIさんがくださったフィードバックでは

「もうちょっと突っ込んだ方がいいよ」

と言われました。突っ込むとは、この場合はIさんが話した内容に対して、「今おっしゃった〇〇って具体的にはどういう流れで決まったんですか?」など、ふんふん聞くだけじゃなく、拾って掘って話を広げるということ。
もちろん、ただ話を長引かせればいいってわけじゃあないんですけどね!


【3人目 代表】

ではこの翌日にインタビューした3人目の話に移りましょう。3人目は弊社の代表へインタビューでした。代表には創業時のお話から始まり、他のインタビュアーの方々よりも質問数が多い構成でお聞きしました。流石に代表相手となると、同じ癒しの共有スペースといえど手汗がじんわり滲み出てました…しかし!
代表は非常にトーク上手な方なので、途中から緊張もほぐれ、Iさんからのアドバイスを踏まえてインタビューを進めました。

そう。Iさんからのアドバイス「もうちょっと突っ込んだ方がいい」を踏まえて、質問数がこれまでのお二人の倍はある代表に対し、さらに話を掘り下げひろげていったのです。
つまり、私の考えなしのファシリテーションにより、話を長引かせすぎてしまい約束の終了時間を大幅に過ぎてしまいました。さらにその日は、代表にお客様がいらっしゃっており、そのお客様もお待たせしてしまう結果に…本っ当に大反省です。

「もちろんただ話を長引かせればいいってわけじゃあない」ってゆうてたやろ私ー!!!

さらに、この翌日には4人目と5人目へのインタビューが控えていました。時間がない!そして、この時点で私に残された課題は3つ。

①時間を考えながら用意している質問を聞く
②不自然な会話の流れにならないようにある程度シナリオを意識する
③遠慮せず話に突っ込む(ただしここでも時間を意識して調整する)

ここまで1度目の学びを2度目に、2度目の学びを3度目に実行するやり方をしてきました。そして、自分に足りないものがわかっても、臨機対応力がなければインタビューは成り立た無いことが3度目でよくわかりました。
というわけで、4、5人目のインタビューは今まで学習した全てを実行する総復習回になったのです。

これは余談ですが、こんなに予定が詰め詰めなのは、1週間後に関西に戻るスケジュールのためでした。しかし今思えば、1日とおかずに次のインタビューに臨めたことで、気づきをすぐ実行できたのは、短期で学習するのに最適だったと感じています。


【最終ステージ Yさん、Kさん】

さて、残された課題を翌日までにどう解決するか悩んだ末、ちょっとした工夫をすることにしました。インタビュー項目はmacに元々あるメモ帳に記入していましたが、これまでは箇条書きで書くのみでした。それを、メモ帳のチェックボックス機能を使うことで、インタビュー中に聞き終わった項目と聞いて無い項目が一目でわかるようにしました。

質問内容は伏せますが、このように使用しました。私の場合、意識することが増えると脳内がゴチャゴチャしてくるので、そこを解決すればインタビューの改善点に意識を集中することができるのではないか、と考えての工夫でした。

インタビュー中はインタビュアーの方を注視するので、PCには一瞬しか視線を移せません。しかしこれをすることで、少しの視線で見分けがつき、インタビュアー と話ながらでも頭を整理しやすくなりました。

たったこれだけのことをなんで初めから実行しなかったんや!と思いましたが、思いつかなかったからしょうがないですね…。

しかし「これだけのこと」で本当にインタビューが変化しました。
4人目のYさん、5人目のKさんは、3人目までの方々と違って初対面でした。けれどメモ帳工夫によって私の脳内整理がつきやすくなり、先に挙げた3つの課題を意識することに集中できたことで、いい具合に会話が広がっていきました。
そして、YさんもKさんもリーダーからの助け舟(追加質問)無しで終え、時間もオーバーせずインタビューを完遂したのです。


【まとめ】

いかがでしたでか?入社して間もない1週間で、会社の創業に関わった方々5人にインタビューするなんて、中々貴重な体験だったと思います。そして1週間でも人は成長するんだと実感しました…(大袈裟)

ではもう一度私の反省点を見てみましょう。

〜課題〜
①時間を考えながら用意している質問を聞く
②不自然な会話の流れにならないようにある程度シナリオを意識する
③遠慮せず話に突っ込む(ただしここでも時間を意識して調整する)

これらを踏まえて、何をすれば解決できるか考えました。そして自分の弱点、混乱しやすい脳内を整理整頓脳にする必要があると考え、以下の3点が必要項目という結論になりました。

〜解決するため必要なもの〜
①咄嗟の判断・臨機応変力
②事前の情報収集
③大まかな台本作り

インタビューは普通の会話と趣旨は違いますが、人同士のコミュニケーションであることに変わりありません。いくらシミュレーションしようとも、本番で細かいところまで予定通りに話を進めることはできないでしょう。
その時に①の能力が活かされます。しかし、本番でどうなるかわからないからと言って、全く情報も持たず質問だけ考えていくのはインタビューになりません。
ここで②と③が必要になります。事前にインタビュアーの情報収集、そこから何を聞き出したいのか考え、大まかな話の展開を予想してメモしておくことで、①の臨機応変力を発揮しやすい頭の状態を作れます。

メモ帳に工夫をしただけであれだけ変化するとは自分でも思いませんでしたが、最良のインタビューとはいかずとも、まず普通にインタビューを終える事ができて本当に良かったです。原因がわかれば、最小限の努力で現状を改善できるんだと思いました。

最後に!
このまとめ、インタビューに慣れている方や初めから上手くいった方からしたら「何を当たり前のことゆうてんねん」と突っ込まれそうですねw
ですが、私と同じようなインタビュー初心者や、不安いっぱい失敗もしたよって方達の参考に、ちょっとでもなれれば嬉しいです。

以上!『うさぎ、社史を作る。〜インタビュー篇2〜』でした!

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