帰国、その後…。

モロッコからフランスのパリを経由して帰国した。
すごく楽しい心地良い夢から目が覚めた朝のようだ。帰国したら、どんよりしてた気持ちが変わってた。出国前に感じてたくだらねえストレスから解放されたんだね。
モロッコから帰国するのに、パリで一泊しなければならなかった。シャルル・ド・ゴール空港第三ターミナル前のアイビスホテルに泊まった。
フランスなんか入国したことないから、パリ市内まで行ってみたかったが、フランス語は全くわからない。
市内出ても右も左もわからないし、何よりフランスはビール不味いだろ!ワインなんか高いしさ!
空港前のホテルで充分。
晩飯なんかポテトチップスだこの野郎!と思いながら、ホテル一階のバーでチップスを買った。なかなか美味かったよ。
ただチップスの量は少ない上に、一袋6ユーロくらいか?高いよ!
子供の頃に買ったプロ野球チップス(30円)を少し多くしたくらいだった。
懐かしいなあ…プロ野球チップス。
あとハートチップル、キャベツ太郎、うまい棒ソース味。この辺は懐かしいね。このあいだ久々に見たらうまい棒は小さくなってた。
思うんだけど、最近の日本人の商売はセコくなったと思う。値段上げて量減らすのが普通になってるが、値上げするなら商品の量減らすなよ!量減らすなら値上げするなよ!本当にセコくなったと思う。こういうセコいものばかりで育つと、やはりセコい人間が出来上がると思う。
まあそんなことはいいか。
それではとりあえず一発目の写真はこれだ!

ラバト滞在後半に泊まったアパート。
とても綺麗で良いところだった。
ただ難点は、シャワー室。
シャワーの仕切りがないからバスルームが水浸しになる。排水口はシャワーのところだけ。シャワー浴びるとこの仕切り外には排水口無し。シャワー浴びた後に拭き取らなきゃいけないから、それがとても不便だったね。
それ以外は言うことない。本当に素晴らしいところだった。
あ、あとWi-Fiがとても遅くて、時折全く繋がらなくなった。なのでオーナーに連絡して改善してもらったがあまり変わらなかった。

アパートを後にして、いつも彼女と待ち合わせしたカフェに移動。ここで今回のモロッコ滞在最後の朝飯を食べた。朝食はオムレツしか出来ないらしいのでオムレツを食った。見た目、綺麗に写真が撮れた。そして見ての通り美味かったよ。
ただ、ご飯が食べたかった。
毎食、パンだらけだもん。
ご飯が恋しくなった時は、毎回必ず"遺憾の意"を表明していたよ。だからこの時も遺憾の意を表明した。
それから彼女は仕事だから来れなかったけど、タクシーを電話で呼んでくれた。ありがとう。大好きだよ。
初めてモロッコ来た時に彼女と乗ったタクシーの運転手、サイードさんが来てくれた。

ラバト、サレ空港へ向かうタクシー車内より。モロッコは北アフリカなんだよな。そしてとても乾燥してる。ここに挙げた写真の禿山みたいな写真。インドネシアのスンバワ島みたいだった。スンバワも乾燥してた。そして暑かった。
しかしスンバワもモロッコもとても美しい。

モロッコは元フランス領。
独立した現在もフランス語はモロッコではとても重要だ。
食文化もフランスの影響を受けてる。
クレープも美味かったし、何よりパンが苦手の僕がクロワッサンなら普通に食えるんだから。
ということでサレ空港で昼飯にクロワッサンとオレンジとにんじんのジュースを飲んだ。美味い!!ただその一言に尽きる。

初のフランス入国。
ただ、シャルル・ド・ゴール空港から見えるフランスの風景は、日本の羽田や成田と同じく、そこの国らしい建物なんか何も見えない。日本も五重の塔やお寺やお城なんかが空港から見えれば如何にも日本だ!となるのだろうが、そんなもんは空港周辺にあるわきゃねえじゃねえか。フランスだってそうだよ。空港から凱旋門やエッフェル塔やシャンゼリゼ通りやセーヌ川だとかが見えれば、おお!さすが芸術の都!と感動もひとしおのものがあるだろうが、見えるのは高速道路とか、日本にもあるような普通のつまんねえ建物ばかり。つまんねえということはないけど別に面白くはねえよ。綺麗は綺麗だけどね。
そしてこの原っぱの写真はシャルル・ド・ゴール空港第三ターミナルから出てすぐのホテルの三つ葉のクローバー。
クローバーを見てたら昔の子供の頃を思い出して懐かしくなって写真撮ったよ。
今、僕の地元は30年ほど進化が止まっている。東京から埼玉県に入ってすぐの駅が僕の地元。しかしこの駅前も進化という言葉を一つも思い出させない、日本の経済のように停滞したままの、遅々として一向に変わらない駅前の現状を見るにつけ、我が故郷の現在の姿は実に情けないものがある。
今、駅前のタクシープールは、僕が子供の頃はジャングルみたいになっててセミをよく捕まえたりした。昭和52年から55年頃だね。
僕の子供の頃は駅前はまだ広場や池などがたくさんあり、つくしを獲ったりタンポポを引っこ抜いたり、あの白いふわふわのタンポポ坊主に息を吹きかけて飛ばしたりして遊んだよ。そしてたくさんのクローバーとその花が咲く原っぱの上に畳ござを敷いて寝転んだり、またはそのままござ無しで寝転んだりした昔の我が故郷を思い出し、感傷に浸った。しかしその後、僕が寝転んだクローバーの咲く原っぱには砂利が敷かれ駐車場へと変化。今はそこにはアパートが建ってる。
嗚呼、こうして懐かしい子供時代の風景が変わっていくんだなぁ…仕方ねえなあと思いながら過ごしていたが、その後、我が地元の再開発は停滞。なんでも地主が反対してるというのを耳にした。立退料を釣り上げてたらバブルが弾けて儲けそこねたようだ。そしてそのまま放置…。こんな中途半端のままにするなら、あのクローバーが咲いてるまんまで良かったじゃねえかよバカヤロウ!!と思った。
世の中金持ってる奴が一番偉くなってしまったんだね。それも金持ちでも品の無い部類の薄汚え金持ちが。
まあそんなことはどうでも良いのだが、クローバーが懐かしくなって思わず写真に収めた。このクローバーを見た時に、僕の姉がクローバーとその白い花で冠を作ってたことも思い出したんだ。懐かしくて懐かしくて…。涙が出そうになった。
最初でもチップスのところで書いたが、フランス入国後、何故か俺の知ってる昔の日本を思い出して仕方なかった。空港前の味気ない普通のホテルに泊まっただけなのにね。ホテルのバーで食ったポテトチップスとそのホテルの敷地内に咲くクローバー。
人間って本当に些細なことで幸せを感じることができるんだな。

翌朝、5時に起床、ホテルで別料金払って朝飯を食った。
クロワッサンにターキーハムとチーズを挟んで食った。カフェオレとオレンジジュースは最高だった!!写真はない!!撮らなかった。
要らない。
エールフランスの飛行機内から撮った飛行前飛行後の写真。
これはパリ市内かな?なんて思いながら撮った。どこら辺なんだろう?機会があればパリも訪れてみたいが、まああまり興味ねえ。

約15時間の飛行は退屈に違いなかった。
そこそこ混んでたし。
一応、Wi-Fiをフルタイムで購入。5,000円弱払ったよ。
なので今自分のいる位置が確認できた。ピンの位置が黒海上空になってる写真は僕のスマホから。ウクライナの近く飛んでる。まあまさか撃墜されないだろう。でもおっかねえな。
ヤルタ、第二次世界大戦時、チャーチル、スターリン、ルーズベルトの極悪同盟が戦後のテメエらの取り分を話し合った会談が行われたとこだろ?日本領の樺太南半分はソビエトが持ってっていいよ!って決めた会談だろ??

北京上空からの写真。それから黄海上空辺りで撮った東の写真。
綺麗だね。
旭はとても美しい。そして日本の方角だよ。
僕は日本が大好きだからね。

大好きだけど、今は外国に住みたいんだ。あ〜あ…帰ってきちゃったよ…。
夢から覚めました…。

ということで、これから現実に戻るんだ。
またモロッコ行くよ!絶対に!!!!!

彼女とはきちんと仲直りしました。
うまく行きますように。

ではまた!!

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