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ミュージック・オブ・ハーブ・アルパート&ザ・ティファナ・ブラス/メキシカン・ボーダー・ブラス・アンサンブル (‘06)

The Music of Herb Alpert & The Tijuana Brass / Mexican Border Brass Ensemble (‘06)
今回はメキシカン・ボーダー・ブラス・アンサンブルが、A&Mレコードの創設者であり、トランペット奏者としても国民級の知名度を誇る、ハーブ・アルパートが’60年代に率いたグループ、ティファナ・ブラスの曲をカバーしたアルバムを紹介させていただこう。

メキシカン・ボーダー・ブラス・アンサンブルについては有力な情報がなく、6人編成(トランペット、トロンボーン、ギター、ベース、ドラム、キーボード)のグループであること、本作以外にもアルバムをリリースしているが、内容は同様のティファナ・ブラスのトリビュートアルバムであるといった情報のみである。

プレスティッジ・エリート EU盤
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ハーブ・アルパート&ザ・ティファナ・ブラスといえば、かつてニッポン放送のオールナイト・ニッポンのテーマ曲としてオンエアされた「ビター・スウィート・サンバ」が有名であり、ハーブ・アルパートといえば、思い出されるのはこの曲と言っても過言ではない。

この「ビター・スウィート・サンバ」を熱帯JAZZ楽団 (Tropical Jazz Big Band) がビッグバンドスタイルでカバーしており、その名も「ビター・スウィート・ボンバ」である。

あらためて聴くと、ハーブ・アルパート&ザ・ティファナ・ブラスが、いかにスタンダードな曲を残していたかということである。A&Mレコードの創設者でありながら、自身は演奏家の道を選んだという潔さがサウンドに表れており、さらに新しいアーティストが違った解釈でカバーをする〜この無限ループが音楽の魅力の一つであろう。

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