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ダダ/ダダ (‘70)

Dada / Dada (‘70)
‘71年にイギリスのロンドンで結成されたR&Bバンド、ヴィネガー・ジョーは、男女のツインボーカルという編成が特徴であり、二人のボーカリスト、エルキー・ブルックスとロバート・パーマーのキャリアにおいて重要な意味を持つバンドであった。

そのヴィネガー・ジョーの母体となったのが、今回 紹介させていただく「ダダ」である。’70年にリリースされた本作が、彼らの唯一のアルバムであり、ジャズやブルースロックをルーツにしつつも、プログレのような展開など、ある意味フュージョンなサウンドが特徴でもあった。バンドメンバーは9名もの大所帯であり、ギターのピート・ゲージはヴィネガー・ジョーの全作品にも参加した。ちなみにエルキー・ブルックスの元旦那である。

ヴィネガー・ジョーとしては、アイランド・レコードから3枚のアルバム〜「ヴィネガー・ジョー (‘72)」「ロックン・ロール・ジプシーズ (‘72)」「シックス・スター・ジェネラル (‘73)」をリリースした後、解散となった。

その後、ロバート・パーマーは、ソロとして活動を開始し、ファーストソロアルバム「スニーキン・サリー・スルー・ジ・アリー (‘74)」では、ニューオーリンズ録音、バックはミーターズが務めるなど、かなり濃い内容となっている。一方、エルキー・ブルックスは、ウェット・ウィリーのバックコーラス「ウィリエッツ」として、短期間ではあるがウェット・ウィリーのメンバーと共に活動していた。

ワウンデッド・バード US盤
 ’10年の再発CD。
アナログレコード盤は高価過ぎ

YouTubeの音源をどうぞ。Spotifyは該当なし。

本作も含め、ヴィネガー・ジョーのアナログレコードも価格が高騰し、入手が困難なのでCDで所有している。左上のみ国内盤、それ以外は輸入盤。

左上のファーストアルバムは近年再発された国内盤

アナログレコードを見つけたら即買い!そんな気にさせる一枚である。

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