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ロカビリー天国/マッチボックス (‘80)

Midnite Dynamos / Matchbox (‘80)
当時、缶ビールのCMで彼らの曲 “I’m a Lover Man”が使用され、知名度が上がってきた。’80年という時期はストレイ・キャッツのファーストがリリースされた時期でもあり、所謂、ネオロカビリーという括りで捉えられた感はあったが、実際は’70年代よりイギリスで活動していたロカビリーバンド。

ロックハウス・レコード、チズウィック・レコードでそれぞれ1枚づつのアルバムをリリースしているが、人気が出てくるのはマグネット・レコードに移籍してからになる。このアルバムはマグネット・レコードからの2作目になるが、国内ではファーストアルバムの扱いになった。

イギリスのロカビリーバンドといえば、真っ先にストレイ・キャッツらによるネオロカビリーのムーヴメントを連想するが、イギリスにはテッズ(テディボーイ)の文化が根付いており、メインストリームにならずとも、ロカビリー文化は続いていた。

裏ジャケット
テッズのバンドとも言える
ジャパン・レコードからの国内盤

オリジナル盤にはCMで使われた “I’m a Lover Man”(邦題「ロカビリー天国」)は収録されておらず、国内盤のみB面ラストに収録されている。

マグネット・レコード時代のアルバムは、いずれも内容も良く比較的入手しやすい。もちろんアナログレコードでの玉数もそれなりにある。

アルバムからの7”シングル
こちらもマグネット・レコード盤

バディホリー亡き後のクリケッツがリリースした ”When You Ask About Love”をシングルとしてリリース。
この時期はロッキー・シャープ、ダーツなど、イギリスのバンドが次々にクローズアップされた。
ちなみにベースはウッドベースとエレキベースの両方弾いてる。

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