ときがわ町・雀川砂防ダム〜ブーブーおさんぽ日記〜
どうも、おこんち!
埼玉おさんぽ観光ウォッチャーの大枝です。
みなさんそろそろ春が来ますがどのように過ごそうかご家族、恋人、親友、ペットと計画を立てている頃だと思います。
何をしよっかな〜ってまず思い浮かぶのは……そうです!
春といえば、やっぱりみんな大好きセガサターンですよね。
日本人の多くの方が春はセガサターンのデスクリムゾンで遊ぶのが恒例ですが、どうやら外は暖かなようなので外へ出るのもまた一興。
そんな訳で決してメジャーではない埼玉スポットを本日は紹介したいと思います。
この前ね!たけしね!レンタルブーブーでね!あっちこっちぐるぐるしてね!いろいろ見て来たの!
ひとりでね!いってね!来たのね!!
なので、今回紹介するのは電車だとちっとんべぇ遠い場所に在る
『ときがわ町 雀川砂防ダム』
でござい。
ちなみに、砂防ダムとはなんぞや?カントリーマァムの仲間でしょ?と思うと思うんですよね。
なのでGoogleに聞いてみました。
「オッケーグーグル!砂防ダムってなに?」
ピーガガー!ピー…!
ピロリロリロリ!
砂防指定地内ノ河川及ビ渓流ニオイテ、上流カラ流入シテクル土砂ヲ貯留スルタメニ、アルイハ既二河床二堆積シタ、土砂ノ流出ヲ防止スルタメノ、ダムデス。
ありがとう!Google!
なんともSFチックな合成音声で答えてくれました。
つまり、土砂や既に河床に溜まった土砂がバーン!してしまうのを防ぐためのダムなんですね。
なんで一々説明直したかと言えば、ふざけて改変したGoogleの下りが読み辛かったからです。
はい。
この日はお日柄もよくポカポカ陽気の春先取りだった為、気持ち良くフラフラと徘徊が出来ました。
砂防ダムへ向かうときがわ町の風景もとても長閑で、北の国からの五郎みたいな心の持ち主ばかり住んでいるんだろうなぁと妄想。
辺りは鳥のピヨピヨだのチュンチュンだの農耕具のモーター音だの、どじょっこだのフナっこだの、春が来たかと思うべなと思う平和なサウンドが鳴り響いておりました。
では、さっそく雀川砂防ダムへ参りましょう。
この砂防ダム、ただのダムではなく公園になっております。
それも自然とバツグンに触れ合えたり、小さな沢で水遊び出来たり、東屋、そして巨大ステージとアリーナ、はたまた『公衆お便所』!!まで兼ね備えた至れり尽せりな究極の公園なのでございます。
入り口にはもちろんお便所を完備しており、万が一オシッコがしたくなってしまった場合も安心です。
このお便所、実はちょっとしたカラクリがありました。
なんと、入口に扉があるのです!
恐らく猿に追われた際に逃げ込めるようになっているのでは?と想像。
このお便所を開発した人は神童と呼ばれながら育ったに違いありません。
先を進んで行くと丸いのがいました。
なんとも丸いなぁと、その丸さにニッコリ。
一人でニヤニヤしながら不審者を装いつつ、公園をさらに奥へと進んで行きます。
すると巨大ステージが現れました!
見て下さい!この巨大なステージ!そしてアリーナ!
収容人数は詰めに詰めたら一万人くらいはイケるのではないでしょうか。
ここでサマソニやAIRJAMとか……胸が夢でわくわくしますね。
この日は僕以外に訪れている人がほとんどなく、のびのび園内を散歩出来ました。
辺りから聞こえて来るのは山を渡る静かな風や、この自然の中で生きる鳥達の声。
絵本の中みたいな平和で長閑な音達が喧騒で疲れ切った耳を休ませてくれます。
山にありがちな頭文字Dのような爆音もありませんでした。
静かで良い場所だなぁと思うこと十五分ほどして、ここのメインはダムであったことをハッと思い出しました。
進んでみます。レッツ&ゴー。ダッシュ四駆郎です。しかし「四駆郎」なんて名前、よく役所が受理したな……。
階段があったので頂まで昇らずにはいられませんでしたが、階段使わなくてもダムには辿り着けるのでご安心下さい。
さぁ、いよいよ砂防ダムとご対面。
決して大型のダムではありませんが、如何にもダムらしい形のダムです。
何式とかはZガンダムの百式くらいしか存じませんが、この形にも何らかの名称があるのでしょう。
ダムの近くはそよそよとした風に水分が含まれているのか、多少涼感がありました。
手すりに身を任せてのんびりハードボイルドを決めていると、階段の上から老夫婦がやって来て、いかにも話しかけられそうな雰囲気が。
「お父さん、ほら、がんばれ!がんばれ!」
「おーい、俺を置いていくなよぉ」
「あっ、ほら!お兄ちゃんがいる。お父さんも負けるな!がんばれ!」
「よし、ここからは楽だぞ〜。ラストスパートだ!」
「あとちょっとだよ。階段下りたら、あのお兄ちゃんにご飯屋さんあるか聞いてみようね」
「そうだな。あと少し、がんばるぞ!」
振り返ったら階段の中腹辺りまで老夫婦がエッサエッサと来ていたので、僕は目を合わせないようにしてその場をスーッと立ち去りました。
心の平和を邪魔する者は何人たりとも許さない・関わらない・逃げるが勝ち、です。
地元ではないので飯屋を聞かれても困る、というのが最たる理由。
なんで夫婦の会話が聞こえて来たかと言えば、小高い山に囲まれているために声が響くのです。
ごめんねごめんね〜!
ダムのすぐ側には故人を偲ぶような言の葉が刻まれた慰霊碑が。
詳細がないので不明ですが、熊倉さん?それとも集落の若者達なのでしょうか。
静かな春の日に故人を偲ぶ想いというのは、不思議と生が溢れる麗らかな季節と合うものだったりします。
線香の灰、そしてポツンと置かれている缶ビールに今も偲ばれていることを感じました。
ぐるーりと公園を散歩してみて分かったのは、マイナスイオンがギンギンのギュンギュンに満ちているのを五感で味わえるということ。
この注意書きにもあるように、水遊びは禁じられた遊びではないようです。
YouTubeの公式を見るとスーパーアリーナゾーンにテントを張ったり、子供達が水遊びをする映像が確認できます。
しかしながらキャンプ、バーベキューは禁止となっております。
バーベのQがしたくなったら近隣の寄居町・かわせみ河原へどうぞ。
キャンプは……そのぉ、キャンプは……車中泊も広義ではキャンプと言えるのではないのでしょうか。
この公園、実は二段構えになっておりさらに山を昇った所に溜め池があり、そこも公園?というか周回コースのようになっているようです。
なのでちょこっとブーブーして上がって行きます。
すぐ着きました。
おまけコーナーとして紹介。
春〜夏には特にモッテコイ!な、とても長閑で平和な公園でございました。
ご家族で行くもヨシ、一人でふらりと行くもヨシ。
今回は地味だけれど心静かに過ごせるときがわ雀川砂防ダムをお送りしました。
ではまた、次のお散歩日記でお会いしましょう。
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