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🎵脳内 おもひで 音楽祭🎵・・・♪10曲目♪(2024年2月14日)

♪ 10曲目 ♪
【 ヴィヴァルディ/四季 】
 

今年度も残りわずかとなってきました。そして教員という仕事をしていると、卒業シーズンに入ったことを特に実感します。

勤務校でも卒業式についての準備が進んでいます。私は卒業式の音響関係の役割なので、この前、式の中で流すBGMを1曲ずつ確認していました。

その中にヴィヴァルディの「春」があったのです。これは『和声と創意の試み』というヴァイオリン協奏曲集の第1番であり、第1番から第4番まではそれぞれ季節名で知られていて、第1番から第4番までは『四季』という総称でまとめられています。

私がこの「春」を含めた『四季』を初めて聴いたのは、中学生のときの音楽の授業だったと思います。ヴァイオリンの音色の美しさに魅せられた私は、この曲を家でも聴きたいと思い、近所のTSUTAYAでCDを買ったのでした。

そして『四季』を聴きながら、毎日勉強していたのです。そのためこの曲を耳にすると、中学生だった私が家庭学習をしていたときのことが、ついこの前のことのように思い出されるのです。

当時の自分の勉強スタイルは、とにかくどの教科でも「まとめノートを作ること」でした。ノートを作るために、かなり時間はかかりましたが、ある分野の内容を見開き1ページにどのようにまとめるか構成を考えたり、どんな色や矢印や囲み線を使うか考えたりすることが楽しかったので、自分の中では勉強しているというよりもデザインしている感覚の方が近かった気がします。このまとめノートは、それ以降も自分の拠り所とする勉強方法であり続け、現在、何かの情報を整理するときにも土台になっています。

ただ毎日の勉強でヴィヴァルディばかりを繰り返し聴いていると、さすがにマンネリを感じるようになり、TSUTAYAに足を運んで他のCDを探したのでした。しかしお小遣いは決して潤沢ではなかったので、安いCDを探しているとたいていそれはクラシックのCDでした。当時の記憶では、クラシックのCDは、人気のアーティストのCDと比べると半額くらいだったと思います。

そうして色々なクラシックのCDを買って、勉強中に聴いてみましたが、特に集中できると感じたのはヴィヴァルディやバッハなどのバロック音楽でした。

当時はTSUTAYAなどでCDをレンタルしたり購入したりしなければ、色々な曲と繋がることができませんでしたが、今はスマホで様々なジャンルの曲とすぐに繋がることができます。そう考えると今の方が便利なのは言うまでもありませんが、当時のようなCDの棚で一つ一つケースを取り出して収録曲を確認する作業も、あれはあれで趣があったと懐かしく思います。

#つれづれ   #コラム   #思い出ソング
#四季   #春   #ヴィヴァルディ

   

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