見出し画像

◆世界が「変わる」と「自ずと幸せが生まれる」のではなく、視点を「自ら変える」から「幸せが力強く生み出される」◆ まいに知・あらび基・おもいつ記(2022年12月24日)

日本に一時帰国するにあたり、持っていくかどうか迷ったものが「2つ」あります。

一つは「クリスマスネクタイ」です。小さな頃から教会で聖書と英語の勉強をしていたので、クリスマスは私にとってワクワクするイベントとして心に刻まれています。そのため、クリスマスが近づいてくると、クリスマスネクタイをつけて授業をしたりしております。

昨日の終業式のときにはさすがにやりすぎかなと思って自粛しました。その代わり、下校時にスクールバスを見送るときにつけました。フライトは24日の早朝に日本に到着するということで、日本でクリスマスの雰囲気を味わえるということもあり、ネクタイを持っていくかどうか迷いました。ただ、クリスマスの何らかの集まりに参加する予定もなく、さらには都内のホテルが高すぎて成田空港近くで周りには何もない場所に宿泊するという状況から、ネクタイが活躍する機会は冷静に考えてないと判断。結局、持っていくのはやめました。

もう一つは「卓球のラケット」です。いつも新年には大学卓球部の初打ちがあり、3年前のラオス時代には一時帰国中に参加しました。そのあとはコロナの影響で実施されておらず、そろそろ再開するかもと期待しましたが、残念ながら今年も中止。それ以外でも、卓球仲間とどこかの体育館で卓球する予定もなかったので、こちらも必須アイテムではないと判断。しかしよく考えると、卓球の練習をしないまでも、ラバーの張替えはできたなあと後悔しています。年明け、バンコクに戻って日本人会の卓球同好会で練習する際、ラバーの張替えチャンスを逸したので、ツルツルになりつつあるラバーで頑張るしかありません。

ただ、ドライブを積極的に使うスタイルではないので、今のラバーの状態でもフラットに打つ分には困らないでしょう。サービスの下回転はかかりが悪くなりますが、こちらもサーブ頼みのゲームプランを脱却する上では結果的に良かったのかもしれません。

物は考えようなので、判断ミスで後悔しがちな問題も、視点を変えて「不幸中の幸い」にしていけば、幸福量は増えていきますね。イギリスの法学者・哲学者・経済学者であるジェレミ・ベンサムは、人間の様々な行為の結果がそれぞれどれくらいの快楽と苦痛を生み出すかについて考え、これを「快楽計算」によって量的に把握し(幸福量として把握し)、快楽が多いものは「善」な状態であると考えました。

このベンサムも快楽計算においても、マイナスと思われる出来事を「不幸中の幸い」と捉え直す姿勢(ポジティブシンキング)があれば、自分の力で「幸せを生み出す」ことになり、幸福量が増えますね。タイムスリップしてベンサムに会えるならば、このポジティブシンキングについて教えてあげたいものです。

さて、クリスマスの賑やかな雰囲気を味わえない場所に宿泊することになってしまいましたが、これについても久しぶりの日本でのんびり過ごすというのも悪くないと捉え直そうと思います。

ということで皆様、メリークリスマスでございます。

#哲学    #ベンサム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?