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「向こう岸に渡るための、素晴らしき 教え」

僕たちがよく知っている最もポピュラーなお経の中で、般若心経があります。

僕も詳しくなかった頃、両親と一緒に祖父や祖母の墓前で般若心経を唱えていました。

その時はどんな意味か、どんな内容か全く考えずに、ただただ手元にある般若心経のひらがなをなぞって読み上げるだけでした。

そこにどんなことが書いてあるのか、どんな内容なのか、ということは全く気にしていませんでした。

僕が般若心経が気になり始めたのは肺がんステージ4から生還して、その後またいろんなことが起こって、その中で ブッダの教えに出会ったことです。

ブッダの教えをなぞっていくうちに、当然ながら般若心経にたどり着きました。


般若心経

今までただ単に漢字の羅列でしかなかった この般若心経が、一体どういう意味なんだろう、と本気で考えるようになりました。

そこで先人たちの数々の翻訳を読みました。

でもなんか、なんとなくしっくりこないのです。

そこで僕なりに般若心経の文字1文字1文字から、この文字のエネルギーを自分自身に落とし込み、自分自身を通り抜けさせるということによって、ここに書かれていることが何を伝えようとして いるのか、ということをやってみました。

すると、ここに書いてあった 文字の羅列が、生き生きとしたエネルギーとなって僕に伝わってきたんです。

般若心経は古代サンスクリット語の翻訳です。

孫悟空で有名な三蔵法師がインドから経典を持ち帰ってきて、その中に般若心経があったんです。

三蔵法師

ですから、これは漢字で書かれたものではなく、古代サンスクリット文字で書かれたものを 漢字に翻訳したというものなんです。

まず始めに、最初の句、摩訶般若波羅蜜多心経(マカ・ハンニャ・ハラミッタ・シンギョウ)です。

マカは素晴らしいという意味、 般若 というのは僕らが イメージする 般若のお面の怖い女の人の顔ではなく、同じく サンスクリット語で向こう側、 向こう岸という意味です。

そして ハラミッタは、渡るという意味です。

ですから 摩訶般若波羅蜜多心経というのは「向こう岸に渡るための、素晴らしき 教え」 という意味になります。

向こう岸、つまり この3次元世界の向こう側。

四次元以降の高次元の世界。

僕たちはもれなく向こう岸からやってきて、そして全員がまた向こう岸に戻っていくんです。

でも、僕たちはこの世界にやって来た時、 向こう側の記憶を一切なくしてしまいます。

それは あえて 忘れ てしまうのです。

なぜならば、向こう側の記憶を色濃く持ったままこの3次元世界を生きるということはできないからです。

時々そういう方もいらっしゃいますが。

僕たちはこの肉体を持って、全くまっさらな状態、真っ白な状態で新しい体験を魂に刻み込むためにやってくるんです。

ですからなまじ過去世などを覚えていると、そういう体験や経験が邪魔になって、今回のこの人生をフレッシュにまっさらに体験することができなくなってしまうからです。

ロールプレイングゲームの攻略本を見ながらゲームをゴールしても、面白くないんです。

魂は何も分からない状態で、何も知らない状態で、まっさらな状態でゲームを体験したいんです。

般若心経はこちら側に来て向こう岸のことを忘れてしまった僕らが、僕らのふるさとってどんな場所だったのか、ということを思い出すために書かれた文章なんです。

長くなりそうなので、 この続きはまた今度(^-^)

12月17日、ぶちさん主催の「ゆめのわお話会」で般若心経についてお話しさせていただきます。

よろしければいらしてくださいね。

ではでは今日もいい天気。

気分よく!!

ゆめのわお話会
https://www.facebook.com/events/368502325847942/


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