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恐怖の「G」‼️

 私は賑やかな街のど真中で生まれ育った。商店街の軒続きの2階で、16歳迄住んでいた。祖父母が、通いで商売をしていた。壁1枚の隔たりだけの両隣は、大衆食堂と中華料理屋だった為、「N」と「G」は、(大嫌いなので、NGで書くが、お察しの通り「ネズミ野郎」と「ゴキブリ野郎」の事!)天井裏を走り回り、畳の上をはい回り、たまに飛び回り、好き放題のやりたい放題だった。
 もちろん、かご式の罠やホイホイ系のトラップは常備品で奴らを捕獲しては、私は苦手なので、父が殺生していた。

 (私が4~5歳くらいのころの話!)
 いつものように、親子、川の字になって寝静まっている丑三つ時、顔面左ほっぺたに経験したことのない程の激痛がはしった。「痛~~いっ!!!」
大声にビックリの両親が慌てて電気をつけた。ほっぺたから血が流れているのをあざ笑うかのように、赤茶褐色の光沢のあるラスボスクラスの「G」が天井まで羽ばたき飛んで行くのを確認した。
 鋭い牙でかまれた私のほっぺたは腫れていた。「G」の報復か!「N」も報復の準備をしているかもしれない。
 それ以来、ほとんどの虫が苦手になった。どうせ報復するなら私ではなく父だろう!と言ってやりたかった。 
 
 皆さんは、かまれた事がありますか?  
  ・・・痛いデスヨ‼️ 怖いデスヨ‼️


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