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日本対カーボベルデ戦4Qについて、素直に書き残す

昨日の日本対カーボベルデ戦4Qを観戦していた感覚を書き残しておきたいと思う。あれはあれで、とても珍しい経験だったので。

試合は3Q終わりまで20点を超えることもある大量リードで進んだ。シューター富永選手あるが変態的な3Pシュートによる大量得点をしたこともあるし、カーボベルデがインサイドを攻略しようとしたのをホーキンソン選手と渡邊選手がうまく守れていたこともある。
このW杯の日本においてはじめての試合展開だった。これまで勝った2試合も、負けた2試合も、前半から押され20点近いリードを取られる試合がほとんどだった。だから、3Qが終わった時点で、「これは、ほぼほぼ勝てるのでは、、、?」と思えた試合はなかった。

そして、運命を決める4Q。
日本のシュートが、壊滅的に入らなくなった。ギャンブルや株取引にハマった人が貯金を減らすように、日本のリードが時間を追うにつれて削られていった。シュートははいらず、良い流れでもブロックされた。たしか、13-0で相手に決められた時間帯もあったし、ミニマムの差は5点まで縮められたと思う。

正直に言う。めっちゃイライラした。

いや、決めてくれ。頼む。なぜ、ここで入らない、、、頼む。
正直、はじめの2分ぐらいから日本のシュートが決まらず、嫌な予感しかしなかった。
うわー、もう10点差、、、5点差? もう負けるんじゃないの、これ? そう言うことを感じていた。

バスケは流れが可視化されるスポーツだと思っていて、10-0で決められるような展開というのも、時々ある。
それは知っている。
でもそれが、50年近くぶりの五輪チケットがかかった試合の、これまで奇跡の逆転勝利を積み重ねてきたチームの、大量リードを取った4Qに起こるの? 
なに、その展開?
そして、これで負けたら、これまでのあの奇跡の逆転はなんだったの?
たのむ。。。

ということで、昨日の日本代表が勝利した瞬間の1番素直な感情は「つ、つかれた。。。」だった。感情揺さぶられすぎて、不安とイライラで疲れた。

しかし、ただの観客ですらそうだったんだから、監督のトム・ホーバス氏なんてどれほどの思いで試合を見てたんだろうかと思う。ベネズエラ戦後の「つかれた」、カーボベルデ戦後の「試合の話はしたくない」というのは、素直な感情の吐露だと思う。
ちょっと笑って深く共感した。

あんなに見てて疲れる試合はなかったです。ほんとに。

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