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輪るピングドラムED曲「DEAR FUTURE」の英訳の和訳


「輪るピングドラム」というアニメのED曲だった「DEAR FUTURE」には公式で英訳の歌が存在します。

「DEAR FUTURE」自体はcoaltar of the deepersというバンドが作ったもので、そのCDにはRingo Deathstarrがカバーした英訳の歌も収録されているのです。

今回は本家の英訳「DEAR FUTURE」と、YouTubeにあった有志の方が英訳した「DEAR FUTURE」を和訳して比較してみます。


まずはRingo Deathstarrの方の「DEAR FUTURE」から。

↑歌詞引用元です。

「DEAR FUTURE」 作詞作曲 NARASAKI 英訳 EMI K.・Lynn

「」が日本語本家歌詞、太字が英訳の和訳です。

I don't what to do, tell me where we are now

僕は何をすべきかわからない 僕らは今どこにいるのか教えて

「僕らは今何処にいるの?」

Someday show us the way, where should we go from here?

いつか僕らに道を見せて 僕らはここからどこへ行くべきなの?

「それより何処へ行けばいいの?」

If we were born with fate, if we have our destiny

僕らが破滅と共に生まれたとしたら、僕らが運命を持っているとしたら

「全てがもし決められてたら」

Why are we trying so hard?  Why do we cry so much?

どうして僕らは一生懸命挑んでいるの? どうしてこんなにも泣くの?

「僕らはどうしてもがくのだろう」

Don't worry  you don't have to cry Don't worry nothing is your fault

大丈夫 君は泣かなくていい  心配しないで 君のせいじゃない

「それは、君じゃない  君の、せいじゃない」

You don't have to feel sorry [or sorrow] and alone now, no more

もう後悔しなくて(悲しまなくて)いいし、孤独を感じる必要もないよ

「悲しみはもうたくさんなんだ」

Now we are here alone, looking at each other

今ここには僕らだけで、互いに見つめ合っている

「そして二人は 見つめるのに」

But we still can't realize the pain that we both feel

けれど互いの痛みにまだ気づけない

「互いの涙 見えていない」

So we try to look inside and listen to our hearts

だから覗き込もうとして 心に耳を傾ける

「やがて二人は 耳を澄ます」

Then we can hear words of love, sounding sweet and beautiful

そしてやさしく美しい、愛の言葉が聞こえる

「愛の言葉が 聞えるように」

Don't worry you can find the way  Don't worry it won't be the same

大丈夫 君は道を見つけられるよ  心配しないで 同じにならないだろうから

「だから、そうじゃない 今の、ままじゃない」

I can't tell, I can't tell you so well but I ... 

うまく言えないんだけど、僕は…

「うまく伝えきれないけど」

Remember we swam deep in the ocean blue

僕らが海の中を深く泳いだことを思い出して

「水のなかで泳いでいた」

Remember starting our life, beginning life anew

僕らの命を始めたことを、命のやり直しをしたことを覚えていて

「あの始まりを覚えてるよ」


ここは「remember ~ing=~したことを覚えている」を重視して「覚えていて」と訳しましたが、「思い出して」でもいいような気が……。わからん。

この後はサビの繰り返しです。


次はYouTubeにあった有志の方の英訳です。


「DEAR FUTURE」 作詞作曲 NARASAKI 英訳 Vega Goldfish
I don't know what to do, or where I go from here

僕は何をすべきかわからない またはここからどこへ行けばいいのかわからない

「僕らは今何処にいるの?」

What's beyond where I stand, how much time do we have?

僕の立つ場所の上に何があるの、僕らにはどれくらい時間があるの?

「それより何処へ行けばいいの?」

If everything's from fate, already determined

もし全てが運命で、すでに決められているとしたら

「全てがもし決められてたら」

Why do we live in this world, where we only struggle?

僕らはどうしてこの世界に生き、もがいているの?

「僕らはどうしてもがくのだろう」

It wasn't you  please don't feel so sad

それは君じゃない そんなに悲しまないで

「それは、君じゃない」

It's not your fault, it was my no one's

君のせいじゃない 僕のせいじゃない

「君の、せいじゃない」


ここの「my no one's」はよくわかりません……oneはfaultを指していると思うんですが、'sが謎です。

It can't be helped, there's nothing we can do Don't cry

どうしようもない、僕らにできることはないんだ 泣かないで

「悲しみはもうたくさんなんだ」

People don't understand what true feelings are like

人々は本当の気持ちがどんなものかわかっていない

「そして二人は 見つめるのに」

Just because we don't seem to cry, doesn't mean we aren't sad

僕らが泣いていないようだからって、悲しくないわけじゃない

「互いの涙 見えていない」

May be if we listened, we can hear emotions

多分もし耳を澄ませたら、僕らは気持ちを聞ける

「やがて二人は 耳を澄ます」

Silently, without a sound, you can hear the words of love

静かに音もなく、君は愛の言葉を聞ける

「愛の言葉が 聞えるように」

No I don't want like this No the present moment won't last

僕はこんなの望んでない 今の時間は続かないだろう

「だから、そうじゃない 今の、ままじゃない」

No I don't know how to explain it,  Don't cry

どう説明すればいいかわからないんだ 泣かないで

「うまく伝えきれないけど」


(This can't be allright)

(こんなの正しくない)

ここは間奏の部分で、本家の歌詞には何も書いてませんが、何かを歌ってはいます。聞いた感じ「I think the future」と言っている気がします。


Didn't we all start from somewhere else, not here

もし僕らがここじゃない他のどこかで始まったとしたら、

「水のなかで泳いでいた」

Swimming in deep in the ocean  it's how we all begun

海を深く泳ぐ それが僕らの始まり方

「あの始まりを 覚えてるよ」


この後はサビの繰り返し。


最後にすべての歌詞を比べてみます。

①がRingo Deathstarrの本家英訳、②がYouTubeの有志英訳です。


「僕らは今何処にいるの?」

①僕は何をすべきかわからない 僕らは今どこにいるのか教えて

②僕は何をすべきかわからない またはここからどこへ行けばいいのかわからない

「それより何処へ行けばいいの?」

①いつか僕らに道を見せて 僕らはここからどこへ行くべきなの?

②僕の立つ場所の上に何があるの、僕らにはどれくらい時間があるの?

「全てがもし決められてたら」

①僕らが破滅と共に生まれたとしたら、僕らが運命を持っているとしたら

②もし全てが運命で、すでに決められているとしたら

「僕らはどうしてもがくのだろう」

①どうして僕らは一生懸命挑んでいるの? どうしてこんなにも泣くの?

②僕らはどうしてこの世界に生き、もがいているの?

「それは、君じゃない  君の、せいじゃない」

①大丈夫 君は泣かなくていい  心配しないで 君のせいじゃない

②それは君じゃない そんなに悲しまないで 君のせいじゃない 僕のせいじゃない

「悲しみはもうたくさんなんだ」

①もう後悔しなくて(悲しまなくて)いいし、孤独を感じる必要もないよ

②どうしようもない、僕らにできることはないんだ 泣かないで

「そして二人は 見つめるのに」

①今ここには僕らだけで、互いに見つめ合っている

②人々は本当の気持ちがどんなものかわかっていない

「互いの涙 見えていない」

①けれど互いの痛みにまだ気づけない

②僕らが泣いていないようだからって、悲しくないわけじゃない

「やがて二人は 耳を澄ます」

①だから覗き込もうとして 心に耳を傾ける

②多分もし耳を澄ませたら、僕らは気持ちを聞ける

「愛の言葉が 聞えるように」

①そしてやさしく美しい、愛の言葉が聞こえる

②静かに音もなく、君は愛の言葉を聞ける

「だから、そうじゃない 今の、ままじゃない」

①大丈夫 君は道を見つけられるよ  心配しないで 同じにならないだろうから

②僕はこんなの望んでない 今の時間は続かないだろう

「うまく伝えきれないけど」

①うまく言えないんだけど、僕は…

②どう説明すればいいかわからないんだ 泣かないで

「水のなかで泳いでいた」

①僕らが海の中を深く泳いだことを思い出して

②もし僕らがここじゃない他のどこかで始まったとしたら、

「あの始まりを 覚えてるよ」

①僕らの命を始めたことを、命のやり直しをしたことを覚えていて

②海を深く泳ぐ それが僕らの始まり方


以降はサビの繰り返し。

①も②も一長一短ありますね、①の方がさすが本家英訳だけあって、もとの「DEAR FUTURE」に忠実な気がします。


もとの歌、本家英訳、有志英訳も最後は全部同じなので、この記事もそれで終わりにしようと思います。

DEAR MY FUTURE DEAR YOUR FUTURE











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