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相手の嫌がることを分かっている国

December 19, 2023

Transcription

U.S. Defense Secretary Lloyd Austin meets Bahrain's king and launches an operation to protect shipping in the Red Sea from Houthi rebels in Yemen.

The United States and South Korea begin two weeks of special operations exercises following North Korea's latest missile launch.

In China, a 6.2 magnitude earthquake in Gansu and Qinghai provinces has killed at least 126 people and injured hundreds.

And in the U.S. state of Texas, Governor Gregg Abbot signs a law permitting local judges to expel from the country illegal migrants arrested in Texas.

訳例

ロイド・オースティン米国防長官がバーレーン国王と会談し、イエメンの武装組織フーシ派から紅海の海運を守る作戦を開始しました。

米国と韓国は、北朝鮮の最新のミサイル発射を受け、2週間にわたる特殊作戦演習を開始しました。

中国では甘粛省と青海省でマグニチュード6.2の地震が発生し、少なくとも126人が死亡、数百人が負傷しました。

米国テキサス州では、グレッグ・アボット知事は、テキサス州で逮捕された不法移民の国外追放を地元の裁判官に認める法律に署名しました。

勝手に探究

北朝鮮の弾道ミサイル。もう慣れっこになって何とも思わないくらいの反応が市民の平均かと思うのですが、国防に責任のある人たちはいちいち反応に忙しいようです。と言っても、政府は相変わらず遺憾であるといい、防衛省は放たれたミサイルの分析を発表するだけなんですがね。

とにかく日本では、政治家は飛ばさないように訴え、軍人は迎撃、あるいは避難を想定した準備をしていると言えます。そして、国民はそれをさも当たり前のように見ているわけです。

そんな日本と状況が違うのは、お隣の韓国。法的には休戦状態の北朝鮮と向き合っているだけに、ミサイル開発が進む「敵国」への反応が日本とは雲泥の差です。

ミサイル開発へのアンサーが、上記の記事(と写真)です。

After Monday's ICBM launch, Defense Minister Shin Won-sik said in a local media interview that special operations drills aimed at eliminating the North Korean leadership, known as the "decapitation" operation exercise, could take place as a warning against the North's provocations.

A JCS official, however, said this week's exercise is unrelated to the so-called decapitation exercise.

<月曜日の(北朝鮮による)ICBM発射後、申源湜(シン・ウォンシク)国防相は地元メディアのインタビューで、「斬首」作戦訓練として知られる北朝鮮指導部の排除を目的とした特殊作戦訓練が、北の挑発に対する警告として行われる可能性があると述べていた。

しかし統合参謀本部(JCS)関係者は、今週の訓練はいわゆる首切り訓練とは無関係だという>

最後の「無関係」云々は取ってつけたようなものですが、北朝鮮へのメッセージは明確です。日本と違って、ちゃんと相手の嫌がることを分かっていますそういうのは得意ですもんね。

ついでにお得意の威嚇もしてますよ。

結局、国がどう対応するかは地政学的に決まる、といったところでしょうか。国民性も、実は地政学の影響を受けるわけで、日本が平和ボケなのもその位置によるのでしょう。

物価の上昇で可処分所得が減り続ける我々庶民は、北朝鮮の挑発なんかにいちいち反応せず、せめて地政学的に与えられた「平和」を存分に享受して、ボケ続けておきますか。

参考にしたページ


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