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東京ドームで数えないところがステキ

February 26, 2024

Transcription

South Korea warns young doctors to return to work by February 29th or face possible punishments. The doctors are protesting plans to increase the number of medical students.

In Japan, Taiwan Semiconductor Manufacturing Company opens a new 8.6 billion dollar computer chip factory in the Kumamoto area.

The Palestinian prime minister announces the resignation of his government, which rules the West Bank. The move could bring about reforms in the Palestinian Authority.

And Japan's moon lander survives a freezing lunar night and sends additional communications to the country's space agency.

訳例

韓国は若手医師に対し、2月29日までに復職しなければ処罰の可能性があると警告しました。医師たちは医学生の数を増やす計画に抗議しています。

日本では、台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー(台湾半導体製造会社:TSMC)が熊本地区に86億ドルのコンピューターチップ工場を新設しました。

パレスチナ首相がヨルダン川西岸地区を統治する同政府の総辞職を発表しました。この動きはパレスチナ自治政府に改革をもたらす可能性があります。

日本の月着陸船は凍てつくような月の夜を生き延び、日本の宇宙機関に追加通信を送信しました。

勝手に探究

半導体大手のTSMC(台湾半導体製造会社)が、熊本に巨額の投資を行いました!それも1兆円規模というから並ではありません。政府が最大で5,000億円(!)の支援を行うというのを聞くと、それなら国内企業にやってもらいたかったのですが、TSMCに来てもらって文句を言うのは贅沢ですね。

上記の記事にある、2022年12月27日の時点での「明るいニュース」が霞んで見えます。

<ひとつ明るいニュースとしては、2022年8月、トヨタやソニーなど日系企業8社が出資して、先端半導体の国産化に向けた新会社「Rapidus(ラピダス)」の設立を発表しています。大学や国の研究機関、アメリカの先端企業など、官民一体で協力し、研究開発から量産までを進め、5年後の2027(令和9)年には、次世代半導体の生産を始めることを計画しています。国としても、先端半導体を日本の重要技術として立ち上げるべく、まずは700億円の補助金支給を決定しています>

台湾企業に5000億円、日系新会社には700億円。これを見るとやっぱりちょっと引っかかるところはありますが、業界最大手の世界的企業を誘致するのにそれくらいの支援は必要なんでしょう。それに、TSMCは敷地面積で福岡PayPayドーム3個分にもなる工場を着工から2年足らずで稼働させ、さらに2兆円を投じて第2工場を建設するというのですから、国内企業にこだわらなかったのは大正解だったと言えそうです。

ちなみに日本の半導体関連企業は、半導体の受託生産でこそTSMCやサムスンに引き離されていますが、半導体製造には欠かせない製造装置では世界をリードしています。

台湾のTSMCが日本に工場を建設するのはその辺りも無関係でないはず。幸い、日本と台湾の関係は正式な国交こそないものの、極めて良好です(ほんの数日だけ台湾を訪れたことがありますが、いい人ばっかり)。

これを機会にTSMCが両国の架け橋になり、いっそうの交流が図られることを期待しましょう!

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