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受験って面倒だから価値がある、とか

This Hard Drive Is Made Of DNA

Transcription

In Cambridge, United Kingdom, this scientist built the biggest hard drive in the world and he made it using DNA.

“Hi! I’m Nick Goldman.”

His work requires him to download hundreds of terabytes of data. That's when he realized his computer would run out of space very very soon. So he thought why not store data on DNA from cells.

He converts digital files into DNA code. Basically, Nick turned DNA into a super super small hard drive that you can't even see.

With DNA, you can store unlimited movies and music, and files forever!

This technology is in the very early stages. But in another 10 or 20 years, you might be able to store trillions of terabytes into something as small as this.

That's one minute, see you tomorrow!

訳例

イギリスのケンブリッジで、この科学者は世界最大のハードディスクをDNAを使って作りました。

「こんにちは!私はニック・ゴールドマンです。」

彼の仕事では、何百テラバイトものデータをダウンロードする必要があります。すると、彼は自分のコンピュータがすぐに容量不足になると分かります。そこで彼は、細胞から採取したDNAにデータを保存してはどうかと考えたのです。

彼は、デジタルファイルをDNAコードに変換します。要するに、ニックさんはDNAを見ることさえできない超超小型ハードディスクにしたのです。

DNAがあれば、映画や音楽、ファイルを無制限に永久保存することができるのです。

この技術は非常に初期の段階です。しかし、あと10年、20年もすれば、何兆テラバイトものデータをこんな小さいものに保存できるようになるかもしれないのです。

以上、1分プログラムでした。また明日お会いしましょう!

勝手に探究

言葉は悪いのですが、様々な場面に当てはまる「ググれ、カス」という表現があります。何か分からないことがあっても、「人に聞く前に自分で調べろ、それで済むだろ」くらいの意味ですが、実際世の中ほとんどそれで解決するようになりました。

教科書に載っているような「事実」やおばあちゃんの知恵みたいなものから専門的な知識を持った人の技術まで、ケータイ1つで無料で手に入る時代です。ピンポイントで答えが見つからなくても、質問することで答えてくれるボランティアまでいます。

動機と行動力さえあれば大抵のことは分かる時代だからこそ、安易に人を頼ったり、情報を確認せずにうっかり決断したりすると、実際に耳にするかどうかは別としても「ググれカス」と認定されかねません。

ところで、先日、abemaTVで面白い意見を聞きました。

「世の中に出たり、仕事したりする時って、誰に聞いたっていいし、何を見たっていいじゃないですか」(1:27秒のあたりです)

成田氏が番組で述べている通りで、覚えていないと解決出来ない問題ってテスト以外にないなら、そのテストって何のためにあるのだろうと考えさせられました。

実際、一人でやらなければいけないことって、エンタメ的要素の強い大会にしかないのかもしれません。クイズや将棋などのゲームはまさにそれで、格闘技やスポーツにも当てはまると思います。制限(ルール)がある中で競い合う世界を、こちらは無責任に楽しんでいるわけです。

しかし、主に「生きる力」を養成してきた高校を含む義務教育の到達点にあるのが「クイズ大会」だとしたら、それは違うと言われても仕方ないと思います。出口のところで社会で必要な力を問われないから、「テストのための勉強」が横行することになります。東大でクイズ王なんてそのまんまです。

しかし、ついにその問題に終止符が打たれるときが来るようです!ニックさんが、無限のHDDを体内に作ってくれるんですもの。これで単純記憶はみな平等に満点!応用問題だってこの技術の実用段階では対応可能でしょう。求める答えは全てDNAに書き込まれているのです。グーグル検索やYahoo!知恵袋とはおさらば!ペーパーテストも過去の遺産となります。人類は新たな進歩を成し遂げるのだ!!

・・・

いや、これって、ネットに繋がる端末を持っている状態と一緒ってことですよね・・・。

変なものをDNAに入れられておかしな方向に「進化」させられるより、ググって済ませた方がいいと思います。なんなら人に聞いて「カス」呼ばわりされた方が平和かも。

幸い、ニックさんの研究が進まずとも、日本の受験も「クイズ大会」から脱却する流れではあります。

進学校などで耳にする「受験は団体戦だ」なんてフレーズに、「むしろガチガチの個人戦」という至極真っ当なツッコミがありましたが、近い将来本当に団体戦になりそうです。すると、受験の勝敗はどんなパーティーで挑めるかにかかってくるのかな。

・・・

う~ん、めんどくせぇ(失礼)!どう転んでも受験って面倒だ~!


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