20.限りなき備え

 まだまだ準備不足の点がたくさんあるのでしょうが、肝心なことは本、ネット等で癌という病(向かい撃つ鬼の本性)を少しでも知ること、そして良い治療法を選択していける目と病に立ち向かう心の準備を少しずつでもできるようになるような気がします。

 現実には度々の体調不良や言葉による失意などで心も落ち込みます。
それは時には夏の初めの僅か10日間程の命で短い命を閉じる蛍に。
そしてまた夏の終わりに、ツクツクボウシの鳴き声を聞き「まもなく最期を迎えるであろう」とそれらに我が身を重ねて過ごす日々もあります。
もちろん度重なる鬼の襲来に「もう疲れた」と思うことも度々ですが、まだ何も成すべき事を実現していない自分に対し、怒りに似た失望を感じながらも、これからも、小さな希望であり、楽しみな、親しい友人達との楽しい集いなどを計画することで新たな未来に向かって進めるような気がします。
 
人を巻き込んで行こう。活き活きと生きる方法を、私は周りの人達の力を時には遠慮なくこっそりとお借りして心の準備を計っても良いのではないかと思います。

海は風、波とも穏やか 
友と3時間程の短いクルージング少しだけ風を切って進みましょう
但し体力の衰えにクルーへの迷惑と自身への落胆を供いながら

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