カップごはんシリーズが売れたわけ
日経トレンディ 雑誌版をみて、朝からかなり勉強になった事例があったので、こちらに記載させていただきます。
今セブンイレブンでも当たり前となってきた「カップごはん」シリーズですが、そのヒットのフローが、マーケティングのお手本のようでした。
仮説+データを見ての違和感察知
カップごはんが提供される前のコンビニでの冷凍食品は"袋入り"のものでした。ターゲットとしては、「自宅で冷凍食品を食べる」人たち=住宅街にて、消費が多いと想定していたのですが、実際は「高校前店舗」「大学前」という店舗での消費量が多いということに気づいたようです。
現場でのリサーチ
その違和感の原因を探るために、現場に足を運んだところ、高校生らがコンビニで、チンして、袋にスプーンを突っ込んで食べていたそうです。
①安くて②暖かくて③量が多いく、おにぎりを2つ買うよりもコスパがいいということで、上記スタイルで冷凍食品を食していたとのこと。
その結果、「自宅以外で食べられる冷凍食品」ということに、チャンスを見つけ、開発に取り組んだようです。
テストマーケ
実際に商品を開発し、港区のOL向けにテスト販売。
完全に「自宅以外」= オフィス、イートイン等 で食べるケースで販売し、見事ヒット。全国に販路を拡大したようです。
まとめ
新しいコンセプトをつくったり、発明をしようとするとアイデアからはいってしまいがちですが、
・仮説をもつこと
・日頃からデータをみる癖をつくること
・データを正とするだけでなく、そのデータの背景にあるファクトを現場感をもって把握すること
・仮説をまずは、スモールスタートで検証すること
というステップをふむことが重要であり、そのお手本だと本事例は思いました‥!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?