「想い」があふれ続けた、夢の跡。
ぼくはよく、「想い」という言葉を使う。
「思い」よりも、尊くて、その分言葉にするのも難しい。
でも、ひとたび言葉にすれば、何人もの人を動かすだけの力をもっていると勝手に解釈している。
そういう力をもった言葉をつかえる人になりたいって、いつも思っているのだけど。
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1年前。
確かにその場所は、「想い」で溢れていた。
旅で世の中を変えたいって想う人。
本気で世界一周したいって想う人。
旅で感じたいろいろな「想い」を伝えたい人。
そして、このイベントを絶対成功させたいって想う人。
あんなにも、その場にいる全員がそれぞれ輝いていた空間に、ぼくは今まで出会ったことがなかった。
そしてそれが終わった跡には、そこかしこにいろんなモノが落ちている。
うまく自分の想いを伝えられなかった悔しさだったり。
逆に、自分の想いが人の心を動かすことを感じられた嬉しさだったり。
イベントも、そして今まで共にしてきたメンバーとなにかをすることももう終わってしまう寂しさだったり。
あるいは、舞台に付いた、バミったガムテープの跡だったり。
イベントの成功と、それが終わった跡に落ちているモノの多さは、たぶん比例している。
1年前のことを最近思い出して、ふとそう思うようになった。
今年はどんなモノが落ちているだろう。
それを探しに、また、「想い」で満ちた空間へと、ぼくは足を運ぶ。
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