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舞華のいなくなった夏 第15話 疲労感


舞華のいなくなった夏 第15話 疲労感

「ふう。気持ちよかったですね」
「ああ。そうだな」
現在時刻午前0時過ぎ。つまり、日付が変わった頃である。

「では兄さん。お休みなさい」
「ああ。おやすみ」
そう言って、俺は自室へと戻った。

ちなみに、現在の勝敗だが、舞華の勝ちである。理由は簡単で、俺の方が長く耐えられなかったからだ。よって、俺の敗北。しかし、悔しくは思わなかった。なぜなら……。
「これで明日も一緒に入れるな」
ということだ。
 
別に舞華と一緒にいる時間が増えるから嬉しいわけではない。断じて違う。あくまでこれは妹のためを思っての行動なのだ。
そう自分に言い聞かせながら、俺は眠りについた。
 

翌日の放課後。俺は一人で下校していた。
昨日はあれこれ考えてみたためか疲労感が残った。
「はあ……。疲れた……」
舞華と過ごす時間が長かったせいで、余計な疲労が溜まっていた。

「早く帰って寝たいな」
などと考えていると、後ろの方から声がした。
「上川くん」
と声をかけられた。振り返るとそこには、以前家庭教師をしていた家の母親、鈴木さんがいた。

「こんにちは。久しぶりね」
「はい。どうも」
「あら。元気ないわね。どうかしたの?」
「いえ、大丈夫ですよ」
「本当?何か悩み事でもあるんじゃ……」
「本当に何もありませんから。心配しないでください」
「それならいいんだけど……」
「それより、どうしてここに?」
「ああ。美香を迎えに来たのよ」
「なーんだ。そういうことですか」
俺は納得した。

「あの、これからどうされますか?」
「私?私はこれからちょっと用事があるのよ」
「そうなんですか」
「ええ。だから、悪いけど先に失礼させてもらうわ」
「わかりました。気を付けて行ってらっしゃい」
「ありがとう。じゃあまたね」
「はい。さようなら」
こうして、鈴木さんは娘の元へと向かった。

「さてと、俺も帰るとするかな」
再び前を向いて歩き出した時、
「あ、いた!お兄ちゃん!」
と、聞き慣れた声が耳に入ってきた。

「ん?なんだ?」
振り向くと、こちらに向かって走って来る一人の少女の姿があった。
「はぁ……はぁ……やっと見つけた……」
「なんだ。結衣か」
「なんだって何!?まるで私が来ちゃいけないみたいな言い方だよね!?」
「まあまあ落ち着けって。ほれ、水やるから」
「ありがと。ゴクッ。ぷはっ!生き返った~!」
俺がペットボトルの水を渡すと、一気に半分くらい飲み干してしまった。

「そんなに喉が乾いていたのか?」
「うん。だって、朝は暑くて起きられなかったし、お昼は友達と話し込んでたら食べる暇なかったし、午後の授業はずっと寝ていたし」
「そうか。大変だったな」
「ホントだよ。あ、そういえば舞華さんは?」
「舞華か?あいつなら今日は先に帰ったぞ」
「ええ!?なんで!?」
「なんか用事があるとか言ってたぞ」
「そっか。残念……」
露骨に落ち込む結衣。

「そんなに会いたかったのか?」
「当たり前じゃん。最近全然会えてないし、寂しいんだよ……」
「そうか。でも、たまには電話してやればいいじゃないか」
「それはダメ」
即座に答えた。

「何でだ?」
「だって、顔を見て話したいもん」
「……そうか」
そこまで想っているのなら、素直に気持ちを伝えれば良いのにと思う。

「ねえ、お兄ちゃん」
「なんだよ?」
「舞華さんの連絡先教えてくれない?」
「お前なあ。前に教えただろうが」
「でも、結局登録するのを忘れたままだし」
「はあ……。わかったよ。後で送っとく」
「やった!お兄ちゃん大好き!」
「はいはい」
「むう……。お兄ちゃんの反応薄い……」
「そう言われても困るんだが……」
「むぅ……」
不満げな顔をする結衣だが、無視して家に帰ることにする。

「ほら、早く行くぞ」
「待ってよー」
こうして、俺達は並んで歩いて行った。



続く。


<編集後記>

ミステリー小説のようなイメージで、AIのべりすとにテキストを生成してもらいました。

AIのべりすとによる一貫したテキスト生成がいつまで続くかは定かではありませんが、続く限り継続していきます。

言い換えれば、意味不明なテキストを生成し始めた場合には、一旦中断し、再度遡りテキストを生成させるか、新たな小説に挑戦するか決定します。


🔴お知らせ

2022/11/19 23:00頃に突然AIのべりすとのサイトに接続できなくなりました。
しばらく様子を見ることにしました。

20分程経った後、AIのべりすとのサイトに接続できました。
よく見ましたら、言語モデルがバージョンアップしていました。

使用中の言語モデル: とりんさま6.8B beta V2  とりんさま7.3B V3
2022/11/19 23:25頃

接続が切れた時、もうこれで終わりかと一瞬思いました。

AIのべりすとが旧言語モデル(とりんさま6.8B beta V2)でテキストを生成していた時、バージョンアップが行われたため接続できなくなったことが分かりました。

言語モデルは (とりんさま7.3B V3) から とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)に変更しました。


「AIのべりすと」の設定


「AIのべりすと」の言語モデルは下記のものです。
2023年1月3日にプレミアム会員の1つの「ボイジャー会員」(970円+税/月)に登録しました。
プレミアム会員の詳細については「AIのべりすと プレミアム」をご覧ください。

使用中の言語モデル: とりんさま7.3B V3(2022/11/19 バージョンアップ) → とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)

このモデルを使い、テキストを生成してもらうのですが、3種類の設定のどれかを選ぶとあとは自動的に生成します。

テキストが途切れたり、辻褄が合わなくなることがあるので、その際には加筆修正が必要です

1. デフォルト  AIに好きに書かせます
2. セリフ    台詞を優先
3. ナラティブ  地の文を優先

この3つの設定の中から一つを選び、AIにテキストを生成させます。
設定を変更することは任意です。

いつでも変更はできますが、ストーリーがつながらなくなる恐れがあります。その際には、修正が必要になります。

適宜、「2. セリフ  台詞を優先」 にしたり、 「3. ナラティブ  地の文を優先」 にします。 各話が単調にならないようにするためです。

使用したAI

AIのべりすと



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