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お正月に台湾へ行く方へ。台北は「日本海側気候」です

冬の台湾は意外と寒い

今年のお正月に、久しぶりの海外旅行を計画している方も多いようです。行き先の上位には、きっと台湾が入っているのではないでしょうか? 冬の台湾は初めての方に、第一番にアドバイスしたいのが、「日本からの服装のまま行く」ということです。日本の真冬の1・2月まではいかないけど、12月中旬ぐらいを想定すればいいのではないでしょうか。
 
 沖縄より南に位置する台湾ですが、赤道直下ではないので、冬は日本人が思っているほど暖かくはありません。晴れた日の日中は20度以上になることもありますが、雨の日や夜間は10度ぐらいに下がることもあります。「なんだ、日本の冬よりずっとマシじゃないか」と思うかもしれませんが、台湾には暖房がありません。そして建物はあくまで夏用です。
 特に台北を含む北部は、冬はとにかく天気が悪い。雨が何日も続き、高い山では雪が降ることもあります。その代わり夏は猛暑で、台南などの南部より暑いぐらい。そう、台湾北部は、日本の日本海側気候と似ているのです。だから冬の様子が想像できると思います。

南部も夜はうすら寒い

 逆に台南などの南部は、冬は水不足になるほど雨が降りません。日本の太平洋側気候のように、カラカラの晴天がずっと続きます。それでも夜間は、冷えることもあります。表紙写真は南部の大都市・高雄の夜市ですが、皆さん、日本の初冬なみに着込んでいることがおわかりでしょう。

台南の名物料理で、私も大好きな田ウナギ麺。
歯ごたえのある田ウナギ入りの甘酸っぱいあんかけ麺です


 以前、冬の台南で、リゾート地のような薄着をした日本人男性グループが「さびー!!」と叫びながら歩いているのを見たことがあります。おそらく彼らは空港で、「ダウンジャケットお預かりサービス」を利用したのだろうと思います。
 私が「日本からの服装のまま来てね」と言うのは、そういうわけなんです。暑かったら脱げばいいけど、寒くても体を温めるものがない辛さを、私は冬の台湾(しかも南部)で痛感しました。それなりのホテルでも冬用の準備はないので、念のためホッカイロの持参もすすめます。下着代わりに半そでTシャツを持って行けば、気温が上がった日に使えます。
 わずかな期間とはいえ、台湾人も毎年の冬の寒さは辛いそうです。ストーブとはいいませんが、湯たんぽ作れば結構売れると思うんですけどね。

台湾史ネタはしばらくお待ちください。当分は、アメブロで今年の旅記録を連載します。旅行好きの方はこちらもご覧ください。
東へ西へ2022・5月再びのしまなみ海道 | 海王星の魚座だより (ameblo.jp)

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