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カラダが資本。それが基本。/今週の、いちばん。51

ほのぼのとした画像とは裏腹に、しんどい話から始めよう。
(*ちなみに画像は銀座の工事現場の壁面に描かれていたもの。オシャレ)
じつは先週末に風邪を引いて、依然すぐれない体調で日々を過ごしている。
今回の風邪はずいぶんヘビーで、打ち合わせに向かう地下鉄の中で、思わず倒れ込みそうになったくらいだ。

新しい会社に入って約二週間、自分では意識していなかったが、やはり結構なプレッシャーを感じていたのかもしれない。
それに加え、個人事業主(主にフリー編集者)としての仕事も、少しずつ動き出してきた。
大げさに言えば、二人前、三人前の仕事をし始めており、その切り替えも悩みの種だ。

思えば、出版社に勤めていた時代、「編集者」は社内に何十人といた。
書籍編集者という仕事は一種の個人事業主に近いから、すぐに取り替えがきくわけではないけれど、それでも同じ職種の人間がうしろに控えている安心感はある。
しかし、今の会社で「エディター」は僕しかいない。しばらく同業者を採用することもないだろう。
同時に、個人事業主の「滝啓輔」も一人しかいない。
何かのきっかけで僕が倒れてしまえば、それですべてがストップしてしまう。

出版社にいたころから、諸先輩から「カラダが資本」というアドバイスを何度もいただいてた。
でも、昔の僕は、自分のカラダはそこそこ頑丈という根拠のない自信と、気合いを振り絞って、ハードワークに明け暮れていた。
ある意味、特に考えもなしに、資本を食いつぶしていたのに近い。
けれど、さらにハードな環境を選んだ今、資本を守ること、あるいは健康を「増資」するという考え方に切り替える必要を感じている。

健康の話に限らず、改めて社会人の基本を学び直すような日々の中、転職一年生、がんばってます。

今週のいちばん、カラダをいたわろうと思った瞬間。それは4月17日、高熱のカラダを引きずって新富町の打ち合わせに向かっていた瞬間です。


*「今週の、いちばん。」は、その1週間で僕がいちばん、心が動かされたことをふりかえる連載です(下の「このマガジンに含まれています」のリンクから全部の記事が読めます)

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