夫「イチョウでも見にいかないか？」

コロナが収まったら母が高齢で出かけれなくなったが
東京駅小旅行で、近場なら夫婦で外出できるとわかったからだと思う。

母に言ったら、にこにこして「楽しんでおいで。これでおいしいものでも食べて」と小遣いまでくれた。
98才の母に小遣いをもらえる70代の夫婦もしあわせだ。
夫も母に良くしてくれるので（病院の送迎や、冗談言って笑わせたり、話しかけたり、肩もんだり、いっしょに踊ろうとしてくれたりなど）本当にありがたい。これで夫への不満も引っ込む。
もしかして　私たち夫婦の仲を取りもつために同居してくれてるんじゃないの？　と思うこともしばしば（無意識にしろ）。

で、神宮の銀杏並木はベタすぎるからと、２人の母校に行くことに。
卒業してから、ほとんど行ったことがない。
なつかしい場所は立派にきれいに変わっていたが、イチョウはすごくきれいだった。
思わず「きれい！」と声をあげるほど、黄色のイチョウが陽をあびて耀いている。
コロナのとき、”いくらテレビで絶景を見ても楽しくない　本物の自然が見たい”　と思っていたが　やっぱり五感で感じる自然は心が動く。

学食よりもチョイ値段が高い校内の食堂で（といっても　コーヒーもセルフでたいしたことないけど）　耀くイチョウをながめながらお昼を食べた。
あれから50年もたったとは信じられない。だいたい自分が70になったのだって信じられない。

掲示板の前で
夫「ここで『○○君じゃない？』って　中学の同級生だったの女の子に声をかけられたんだ」
夫は、中学のとき遊んでばかりいて先生から高校はムリだからと就職を勧められたくらいなので、その女の子は「なぜ、あんな勉強できなかったアナタが大学へ？」とびっくりしたのは間違いない。

心が潤って帰ってきて、夕飯のあとnoteを見たら、
Ryo/The Shine Light Respect 60～70's Rock Coverさんのところで、
50年前の、キャロル・キングのカバーをやっていた。

私の好きな　「I Feel the Earth Move」
カバーはすばらしく　まるで50年前にタイムスリップした今日の仕上げのような幸せな気持ちに。

もう１曲。 私の好きな　Sweet  Seasons.