TVで、芸人の人が歌ってた歌の内容が　息子の通ってた高校にそっくりだった。
そのなかで「○○高校を出たことは黒歴史」みたいな表現があって
思わず笑ってしまった。

息子が何とか入った高校は　ちまたで
「あそこまでは落ちたくない」
「子供があの高校に行ってることは　言うのも恥ずかしい」
などと散々な言われようだったが、うちでは、やっと入った公立高校で大喜びしたんだから。

高校の夏の制服でえらい安いところがあったので、
息子に「あそこで夏の制服を買えば？」っていったら、
「あそこは改造制服専門の店なんだ。そんなとこ勧めるなよ」と言われた。
何よ、中学ではさんざん改造制服着てたくせに！（先輩にもらったり、私が直してあげたりして。だいたい中学校に行くのに、ひとつたりとも学校指定のものがなかったのに）
というわけで、マトモな高い夏制服を買わされて「チッ。別にあの安い制服でよかったのに」と思った私だが、うちの子たちは中学でさんざん遊んだので、高校ではけっこう落ち着いた気がしたものだ。
何より近所にある中学と違って、遠くにある高校では悪行が伝わってこない。親としては、ほんとにほっとした。

友人が息子の高校を評して「生きる力がつきそうな高校」と言った。
確かに！
息子は会社を作ってがんばってるが　その原動力のひとつにあの高校もある気がする。
黒歴史どころか、人生に一番大事な生きる力まで付けてもらって、
ありがたい高校じゃないか！

黒繋がりで、サンタナの「ブラックマジックウーマン」