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62・ローリング・ストーンズ~ベガーズ・バンケットからジグソーパズル


ベガーズバンケットは、レット・イット・ブリードで私がストーンズにノックダウンされた後に買ったレコードだが、これもけっこう気に入ってた。

「悪魔を憐れむ歌」や「ストリート・ファイティング・マン」など有名な曲も入ってたが、そのほかの曲もどれもいい。
ストレイ・キャット・ブルースが大好きだが、「パラシュート・ウーマン」とか、「ファクトリー・ガール」「ジグソー・パズル」なども地味だけど
とても好きだ。


高校の卒業アルバムにひとこと書くのに 私は 恥ずかしながら「悪魔を憐れむ歌」と書いた。とにかくローリング・ストーンズが好きというのを残したかったのと、「悪魔を憐れむ歌」というのがインパクトがあっていいだろうと思ったのだ。たぶん、誰も何のことやらわからなかっただろう。
「あの人、真面目だと思ってたけど何か変な事書いてる」と思われたかも。


最近noteで 私の本質というものを理解したので
高校時代 表面的にはそこそこ真面目を装ってたけど 中身はやっぱりストーンズ好きのスピリットだったと思う。
受験勉強なんてくだらんと思ってたし、一応 大学受験クラスにいたので 山岳部の顧問からは「受験なのにクラブなんてやってていいのか?」と言われても「もちろんやります!」と答えてた。
夏休みに学校が受験性のためにやってくれた補習は、いつも夏山合宿と被ってたからパスしてた。(当時、私の田舎には大学受験のための塾なんてなかったし、学校の補習をやらないと受験はチンプンカンプンだったが)

私には、受験勉強でクラブ辞めるとか、四当五落(当時 大学受験生は4時間しか寝ないで勉強すれば合格し5時間寝てたら落ちるなんてバカな言葉が流行ってた)なんてのはまったく理解できなかった。

ストーンズ好きだけあって、情報はうのみにせず一応自分のアタマで考えていたのだった。

そもそも、大学受験だってあまり真剣に考えてなかったのだが、高3になって、親は東京の大学に行かせてくれそうだし 受験するかと思い直した。
「オラ、東京の大学さ行って、いっぱいロックのレコード借りるだ」というノリだった。

受験勉強はくだらんが、勉強自体はなかなか面白いじゃないの!
ロックの歌詞を調べたりして英語は好きだったし、世界史も面白い。
で、中3で猛勉強して都立に滑り込んだ息子と同じく、秋から受験勉強に
集中して(もちろん、レット・イット・ブリードやベガーズ・バンケットも
がんがん聴きながら♪)何とか大学に滑り込んだ。

ローリング・ストーンズという大好きな音楽に巡り合ったおかげで、
パワーがみなぎってた高校時代だった。
そしてそのパワーは今でも私のなかにあると思うのだ。


ところで、うちの98才(母)は ジグソーパズル好きだ。
ネットで高齢者の趣味を検索したら、ジグソーパズルというのがあって、
試しに母に買ってみたら、けっこうハマってる。あまり小さいものはダメで、大きめの108ピースが一番いいらしい。
ただ、完成するとまたバラバラにして何度でもやる。10種類くらいあるので、それを毎日楽しそうに選んで、食事の後とか家事のあとに始める。

夫のシャツのほころびを繕う98才。
夫のシャツにアイロンをかける98才。


この後、一仕事した満足感で、ジグソーパズルをひろげる98才。
ゲーム好きというのは、人間の特性なんだとつくづく思う。
私も数独好きだし(母も数独をやる)家事とかの仕事のあと 何も考えないでゲームに集中するのは、とても楽しい。

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