見出し画像

66・井上ひさしの「東慶寺 花だより」

夫の勧めで、井上ひさしの「東慶寺 花だより」を読んだ。
夫は読んでないのだが、私が好きそうだし 鎌倉に行ったばかりなので
面白いんじゃないかと思ったらしい。
そのとおり、鎌倉付近の地理が思い浮かび かつ内容も面白く、
短編集なので気軽に読める。
井上ひさしの時代小説は初めてだが、なかなかいい。

私「面白いよ」
夫「そりゃあ 井上ひさしだもの」

巻末に井上ひさしの特別講義が収録されており、それがまた興味深い。
あの時代に「駆け込み寺」なる女人救済があったことや
寺の運営がなかなかうまいこと 昔の時代背景なども、良く調べてあって この間行った鎌倉の昔の情景が目に浮かぶよう。

夫「鎌倉にはまだまだ見るところがあるなぁ」
私「今度は、東慶寺や建長寺に行ってみようよ」

ということで、夢がふくら60代夫婦プラス90代母。(この当時の年齢です)
子供も独立してやっとそういうゆとりができた。
こんな日がくるとはねぇ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?