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恐怖の卵管造影検査

今日は不妊検査の1つでもあり
人によっては最も痛かった検査ナンバーワンと呼ばれる
「卵管造影検査」を受けたときのお話です

卵管造影検査とは
精子と卵子が出会うための唯一の通路である「卵管」に
詰まりが無いかどうかを調べるものです。

また、子宮の形などを確認するという目的もあるそう。

ただ、この卵管造影検査
ネットで調べると「痛すぎる」「二度としたくない」など
経験された方の悲痛な声が次々と出てきます

私自身そこまで痛みに強いわけではなく
耐えきれるかどうか不安になってしまい
以前受けたことのある姉に話を聞いてみました

私「卵管造影検査って痛かった?」
姉「痛くて、思わず看護師さんの手を握りしめちゃった!」

出産中ほとんど声を荒げなかったという
痛みに強い姉でさえ、そう言います

ただ、いくら考えても痛みがなくなるわけではないと思い
予定日の1週間前からはあまり考えないことにしました(笑)

そして検査当日
予約は朝の8時半でした

その日は卵管造影検査と共に精液検査の提出もあったので
朝、夫から手渡されたコンテナを受付の方に渡しました

検査室の前まで行くと
既に2人ほど待っている方がいました

私だけが痛い思いをするわけじゃないんだ!と
なぜかその時は妙にほっとしたのを覚えています

しかし、その次の瞬間、
検査室から男性の大きな声が

「目一杯、自分のお股開かないと検査できないよー!!」

耳を疑いました
おそらく検査を行っている医師の声でしょう

痛みと羞恥心に耐えながら
やっとの思いで検査に挑んでいる方に対して
その発言はいかがなものか、、と

おそらくその場で待っていた方は
非常に嫌な思いをされたことと思います

私もこれからあの声の主と対面して
検査を受けなければならないのか、、と
ただでさえ検査だけでも辛いのに
気が重くなるばかりです

そしてついに私の順番がきます

医師はおおよそ60代くらいの男性でした
その医師の指示に従い、私はレントゲンの機械に横たわり
両隣の取っ手をつかみます

「じゃあ、思いっきり足開いて!」

先ほどの大声ほどではありませんが
かなり強めの口調でそう言います

私はなんとしても1回で済ませたかったので
医師の指示通り、これでもかと足を開きました

すると医師の声と共に
そのまま斜めに台が移動し、

頭が下、広げた足が斜め上と、
見事に逆さづりの状態になりました

我ながら滑稽な姿です(笑)

ただ、これも子供を授かるため、と
グッと我慢し、次の指示を待ちます

すると医師から
「うん!えらい!このままバルーン入れるよ。
痛いと思うけど、耐えるんだよ」と

バルーンを入れられるのは初めてだったので
どんな感じなんだろう?と想像していたら

ジワジワと生理痛のような痛みが出始めます
しばらくするとその痛みはどんどん増していき

「あともう少しだよ!」
という医師の言葉を聞いたその時が
私にとって最も痛かった瞬間でした

あの痛みを何かに例えるのなら
ものすごくひどい生理初日みたいな痛み
です

バルーンが膨らみきったあとは
造影剤を入れたのですが、
その時の痛みはほとんど無く

結局、1番痛みが強かったのは
バルーンが膨らみきる直前のようでした

これは人によって痛むタイミングが違うのでしょうか

「造影剤入れてるけど、問題なく通ってるよ!見える?」
そう言われ、モニターを見てみると
たしかに白い造影剤が一度もつまることなく
流れていくのが見えました

同時に、
自分の子宮の形ってこんな風になってるんだなと
少し興味深い瞬間でもありました

結果は右と左の卵管、どちらも異常なしとのことで
最後に例の医師からは笑顔で「合格!」と言われ
検査は無事に終了
(ちなみに、その日の検査費用は約7,000円でした)

あとになって考えてみると、おそらく
あの医師は悪気があって大声を出したわけでは
ないのだろうと思います

医師を擁護するつもりはありませんが
緊張と恐怖と羞恥心から、
足を上手く広げることができずにいると

検査自体に時間が掛かってしまったり

最悪のケース、検査中に患者さんの体を
傷つけてしまったりすることが
あるのかもしれませんね

それらを回避するための行動なのかもしれないな、と
終わったあと、ふと思いました

だからと言って、あのようなデリカシーのない発言は
聞いていて気持ちの良いものではないですが・・・

今回、実際に卵管造影検査を受けて思ったことは
思っていたより痛みが強くなかった、ということです
(痛みは0じゃないですがものの数秒だったので耐えられた)

人によって痛みのレベルに差が出るのだとは思いますが

私のように耐えられる方もいれば
あまりの痛さに気絶されてしまう方もいるようです
もしくは全く痛みを感じない人もいたり・・・?

ただ、卵管の詰まりがあるかどうかで
自然妊娠の確率が大幅に変わってくるそうですし
体外受精を行った際の着床率にも影響があるそうです

なので、卵管造影検査を受けておいて損はないなと
個人的には思います

また、噂によると、卵管に造影剤を流すことにより
検査後6ヵ月間はゴールデンタイムと言って
卵管の通りがよくなり、妊娠率もアップするそう

実はその期待も込めて、今回の検査に踏み切りました

※ただ残念なことに、検査から5ヵ月経過しても
 2023年11月現在、いまだ妊娠に至ってはいません^^;

卵管の詰まりもなく、問題ないということで
ひとまずは安心です

ひとつずつ、着実にクリアしている感じで
前向きな気持ちになれますね

次回は血液検査、精液検査の結果を聞きにいきます

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