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イオンモール

久しぶりに家族でイオンモールへ。
まちづくりを生業にしていると、イオンモールは目の敵というか諸悪の根源というか、とにかくやり玉にあげられがちだ。たしかに地域性のないテナント群、どこにあっても同じデザイン、地元の商店街を駆逐するかのような商業パワー、地元にお金が落ちないとかうんぬん。
とはいえ、一方で、こんな郊外にアパレルショップや雑貨店や書店がこれだけ集まるなんて、イオンモール(的なものも含む)以外ではありえないし、小さなイベントも多く、誰にでも開かれた共用空間、座る場所の多さ、敷地周辺は緑豊かで環境や景観へも配慮されている。
それに、色々と仕事で地域の人らに話を聞くと、本屋とかカフェとかがほしいとか、屋根のあるフリーな空間がほしいとか、子どももお年寄りも快適にくつろげる場所とか、駐車場や駐輪場をちゃんとつくってほしいとか、もうそれ、イオンモールですよ、としか言えないような要望になっていく。目の敵なんてもってのほか、感謝すべきなのだ。
じゃあ、イオンモールがどんどんできればいいのか?というとそうじゃないとも思う。課題も多いだろう。イオンモールに文句を言うことではないが、経済合理的に作られているゆえに、建物が地域に開かれることはないし、地元の小さな生業は入る余地がないし、お客さんが担い手やコミュニティになるような仕掛けも仕組みもない。(それが資本主義社会だし、イオンモールはその象徴だし)
そして、うーん、と唸ってしまう。たぶん解決策があるはずだ。イオンモール側にあるのか、それ以外のところにあるのか。どちらからが近道なのか、正面なのか。
イオンモール、いいんだけどなぁ、と思いつつ。
それにしても、ペイペイが使えない店が多い(イオンペイのみとか)のはヤダな。


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