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土佐稲荷神社とモダンマンション

北堀江に家族で散髪に。
嫁がカットしている間に、中央図書館の裏の公園で子どもたちと遊ぶ。ここは土佐稲荷神社の参道?と二つの公園がつながっている不思議だけど、魅力的な公園。遊具が充実していたり、高校との間の道路がホコ天になっていたり、神社前はなんだか前庭のようなランドスケープになっていたり、ちょっとした多様な雰囲気をもつ。来ている親御さんは堀江だけあって、みんなiPhoneの最新版をもってそうな雰囲気だけど、それなりにフレンドリーだ。
神社の前ではおじさんたちが何やら集結していて、不穏な空気だったが、夕方になると待っていたかのように猫や鳩に餌をあげだして、盛大に晩餐が行われていた。ちなみに、この土佐稲荷神社、もともと土佐藩から岩崎彌太郎に譲られた土地だそうで、三菱財閥の創業の地といわれている。へー。
このあたり、最近建った超高層マンションも多いが、おそらく70〜80年代くらいの一昔前のマンションも多い。有名なのは司馬遼太郎や森光子の住んでいた西長堀アパートだが、それ以外の分譲マンションや市街地住宅にも曲線的なバルコニーの反復だったり、フレーミングされた立面やちょっとデコラティブな装飾だったり、とモダンデザインが随所に効いていて楽しい。
逆に最近つくられているマンションはどれも似たようなデザインで、のっぺりしていて、ロマンに乏しい。なんでこうなってしまったのか。まるで建築だったものが商品になってしまったみたいだ。
まあ、なんにせよ、古い建物や歴史と新しいものやセンスが交じる街は楽しい。


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