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フラリと京橋

ダイエー跡地にできたフラリ京橋に昼ごはんを食べにふらりと。夜にも家族で京橋に戻ってきて、カラオケに行くために久々にグランシャトーの前を通ったけど、まさに京橋といえばあの辺り、なんというか庶民の生活がにじみ出た、酒臭い街である。
そんな中、なくなり、建替えに向けて多分時間稼ぎをしているダイエー跡地。場所としてはめちゃめちゃいい場所ともいえるし、中途半端ともいえる。ということで、イベントが出来つつ、さらに日常としても賑わいをつくりつつ、京橋らしい文化と新しい京橋の文化を生み出したい、このフラリに込められたコンセプトはそんな感じかなと思う。
そういう意味では、この明るい人工芝や青い広場、パラソル、IKEAらしいテーブルセットなどは新しい京橋、つまり子育てファミリーや若いカップルに受けそうな設えになっている。また、ホルモンや韓国料理やかき小屋など昼間からビールが進む屋台の並びはせんべろの街、京橋らしいチョイスだ。
なんとなく客層はこのふたつがうまくミックスしたような、ビールを飲みながら子どもと昼飯を食べるファミリーなんかがいた。とはいえ、あんまりまだ浸透していないのか、単にうまくいっていないのか、客入りはまあまあ。客としては混んでないので大歓迎なのだが。
あんまり偉そうなことは言いたくないが、おそらく空間づくり、コンセプトの密度が足りていないのだろうと思う。あるいは、ターゲティング自体が甘いのかもしれない。京橋自体がほかの街に比べて、目的施設が少ない(大阪城は遠いし、OBPはイマイチ)ので、そことの連携が弱いのもあるだろう。
とはいえ、おそらくこのフラリはダイエー跡地の開発に向けたちょっとした実験という位置づけもあるだろうから、今後の展開を楽しみにしたい。
面白い街だし、何より近所なので、京橋にはもっとがんばってほしいのだ。

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