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青春18きっぷで出かけよう! つくば霞ヶ浦りんりんロードで春を楽しむ・常磐線

2023年春の青春18きっぷ。4回分は、家族4人で使いました。

残り1回は、ひとりで18きっぷ旅+サイクリングを楽しむことにしました。
上野駅から常磐線に乗り、土浦駅へ。最近、土浦は自転車で盛り上がっているようです。

駅の階段。土浦は、11月に行われる花火大会も有名。日本三大花火大会のひとつとか。

高校時代、土浦駅を使っていたので、とても懐かしい。当時は筑波万博が終わって数年後、土浦がまだ元気だった時代。その後、長く衰退し、街もずいぶん変わりました。

昔は「土浦WING」という駅ビルがあり、学校帰りにいつも立ち寄っていました。
今はサイクリストが楽しめるスポットになっているようです。

高校時代、土浦には古い映画館と新しい映画館があって、ここは新しい映画館だったのに。今や廃屋のようで寂しい。

気を取り直して…。
土浦駅から歩いて10分ほどのところにある土浦まちかど蔵「大徳」で、クロスバイクを借りました。この周辺には、つくば霞ヶ浦りんりんロードというサイクリングコースがあり、事前予約でクロスバイクを貸出しています。
ちなみにシティサイクル(いわゆるママチャリ)は、予約なしで借りられるそうです。

本日の相棒と、いざ出発!

つくば霞ヶ浦りんりんロードにはいくつかコースがあり、今回は旧筑波鉄道コースを走ります。
かつて土浦駅と岩瀬駅を結んでいた筑波鉄道筑波線。その廃線跡がサイクリングコースとなっています。距離は40キロ。事前予約できるクロスバイクは、土浦で借りて岩瀬で返却できるので、一度走ってみたかった。
(シティサイクルの返却は「大徳」のみ)
そして、ここは春に来たいと思っていました。

沿道に桜が植えられていて、お花見サイクリングができる!
満開の時期は過ぎていましたが、桜吹雪が舞う中でのサイクリングは、楽しすぎて笑いが止まりません。 

遠くに筑波山が見えてきた。

筑波山の南東にある宝篋山(ほうきょうさん)。
宝篋山には小さな滝がいくつかあり、滝めぐりしながら山登りもいいなと思いましたが、先のことを考えて今回は止めました。

ソメイヨシノのほかに枝垂れ桜や八重桜など種類の違うものもあって、長い期間、桜を楽しめそう。道が平坦で走りやすいのも嬉しいです。

筑波山が近付いてきた。
りんりんロードが素敵だなと思ったのは、すれ違うサイクリストさんたちが挨拶してくれること。そういう文化が根付いているのか、この景色で気持ちが朗らかになるのか分かりませんが、とても嬉しい。また来たくなります。

山を見ていると、やっぱり滝に行きたいなぁという気持ちが抑えられなくなりました。そこで、一旦りんりんロードを離れて筑波山周辺の滝へ向かうことに。

つくばの里山を走って、六所皇大神宮霊跡(ろくしょこうだいじんぐうれいせき)、通称:六所神社跡に到着。
跡なので、社殿はなく、森に囲まれてひっそりとしています。この奥に滝があります。

案内はあるけど、小さいので見逃さないように。

六所の滝です。はい、小さいです。
でもね、ちゃんと名前があり、道が作られているところが嬉しいじゃないですか。

ここから筑波山まで、しらたき道というマイナーな登山道があります。これから登るらしいグループが賑やかに集まっていました。
しらたき道、名前のとおり、途中には「白滝」がある♪  このコースは登ったことないので、いつか歩いて滝めぐりしたいです。
でも今回は、自転車で白滝へ。

車や自転車で行く場合、ここから坂道を1.8キロ進みます。大したことないよね、と思ったけれど、キツかった。私にヒルクライムは無理。クロスバイクを押しながら、歩いて登りました。

ゼイゼイ登って、ようやく白瀧神社に到着。クロスバイクを停めて中へ入ります。

白滝。
連なる大きな岩の上を、するりと水が流れ落ちています。水量が少なく、落差も大したことなく、正直、滝としての見応えはありません。でも厳かな雰囲気があって、私は好きだな。

六所の滝も白滝もマイナーで、観光客がわいわい訪れる場所ではありません。なので、賑やかな人の声が聞こえてきたときは驚きました。どうやら六所から登ってきたグループのよう。
驚いたのは向こうも同じだったようで、「もしかして、入り口に停めてある自転車はあなたのものですか?」と聞かれました。そうです〜と呑気に答えたら、ホッとしたように皆さん笑って、

「もしかしたら誰かが首でも吊ってるんじゃないかってビクビクしてたのよ〜!」

ははは、ご心配おかけしてスミマセン。
マイナーコースの滝めぐりは、あらぬ疑いを持たれそうで、気を付けないといけませんね(笑)

頑張って登ったので、帰りは楽々。桜を撮る余裕もあり(笑)
山のあちこちに桜が咲いていて、「山笑う」ってこういうことか〜と私も笑いながら坂道を下りました。
で、調子に乗って、つくば道という古道から筑波神社を目指そうとしましたが、上りの坂道がキツく、一の鳥居で断念。

ここから1キロ足らずで筑波神社らしいけど、
六所の滝と白滝に逢えたから、もう満足。

山を下って、りんりんロードの筑波休憩所です。
筑波線のかつての駅が、それぞれ休憩所になっています。ここは筑波山口のバス停でもあり、土浦と岩瀬のちょうど中間地点でもあって、一番賑わっていました。
事前予約のクロスバイクは、ここでも貸出や返却ができます。土浦の「大徳」同様、予約なしで借りられるシティサイクルもあるようです。筑波山周辺のサイクリングなら、ここで借りても良さそうですね。

桜並木のサイクリング、再開。最高です!

ずっと筑波山が前方に見えていましたが、筑波山口を過ぎると後方へ移動し、見えなくなりました。

名残惜しくて、ときどき後ろを振り返ってしまう。

真壁休憩所。

かつて、ここを走っていた筑波線。私が土浦駅を使う前に廃線となったので、じつは乗ったことも見たこともありません。車窓から見える筑波山は、さぞ見応えがあったでしょうね。

林の中のお花畑。
ムラサキダイコンのほかに、菜の花など春の花が沿道のあちこちに咲いていて、楽しいサイクリングコースでした。

そしてゴールのJR水戸線・岩瀬駅に到着。
…とくに何もなく「あ、ここが終わりなのね」という感じ(笑)
クロスバイクの返却場所である高砂旅館と駅の改札口は、この反対側なので、踏切を超えてぐるっとまわりました。

岩瀬駅。
クロスバイクを駅前の高砂旅館に返却し、お疲れさまのビールでも♪と思ったけれど、周辺には何もありません。コンビニすらない。しかも水戸線は本数が少なく、あと30分くらい電車が来ない。電車の時刻を調べて返却すれば良かったな。

でも駅の雰囲気は良かったです。

水戸線は、JR宇都宮線・小山駅とJR常磐線・友部駅を結んでいます。どちらから帰ろうかなと迷って、常磐線から帰ることにしました。

友部駅にて。…駅前、ここも何もない。と思ったら、少し離れたところに地域交流センターともべ「Tomoa」がありました。

この中にカフェがあった模様。
早く気付けば食べたかったけれど、電車の時間が迫っていたので断念しました。
(サイクリング中は、カロリーメイトしか食べていなかった)

友部駅のNEWDAYSでビールを買って、グリーン車で東京駅まで。
小山駅のほうがお店があって良かったかも、と思ったけれど、どうしても見たい車窓がありました。

実家のある石岡市を流れる恋瀬川。ここからの筑波山が、一番好き。やっぱり、これを見ないとね(笑)
これにて2023年春の青春18きっぷ旅、終了です。


桜を満喫した、春の青春18きっぷ旅。
夏もどこかに行けたらいいなと思います。

通常料金(大人 IC利用)
上野駅→土浦駅 1166円
岩瀬駅→友部駅 418円
友部駅→東京駅 1980円 
合計 3564円

青春18きっぷ
12050円÷5=2410円(1回分)
但しグリーン車利用(平日/事前購入)
1000円(友部駅-東京駅)
合計 2410円+1000円=3410円

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