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あなたのセックスが楽しくない理由。画像はAIだそうです(フリー画像)

こちらの書籍。
図書館で借りました。
「ジャケ買い」ならぬ「ジャケ借り」っすね。

ちなみにですが、ジャケ借りっていう言葉もあるみたい。
wikipediaによりますと・・・

ジャケ買い(ジャケがい)とは、レコード、CD、VHS、LD、DVD、本などのメディア商品を内容を全く知らない状態で、店頭などで見かけたパッケージデザインから好印象を受けたということを動機として購入すること。ジャケット買いとも言われる。
同様の過程を経て借りるときにはジャケ借りという言葉が使われる。音楽や映像について内容確認が難しかった1990年代までは頻繁に行われた。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ジャケ買い

こういう切り口か!!

この手の書籍だと、みなさん“めんどくさい印象”があると思うんだけど、でもこういった切り口だと、ちょっと読んでみようかという気にもなりませんか?

と、いいつつも。
読んでみようかという気にはなったのですが、まだ全部は読めてません。
あは〜\(^o^)/
翻訳モノなので、たぶんどっかでイヤになるかも。

でも、この出だしは秀逸だと思います。

序章(P.14)
この本が言いたいことはシンプルです。規制なき資本主義は女性を苦しめる。社会主義のやり方を取り入れれば、私たちの暮らしはもっと良くなる、ということです。
新自由主義のもとでは、私たちの身体も、関心も、愛情も、すべては売買の対象にされています。
うまくやれば、社会主義は女性の経済的自立を促し、働きやすさを整え、仕事と家庭のバランスを改善し、さらにいえば、セックスの質も向上させてくれます。
より良い未来を考えるためには、過去の失敗から学ぶことがかかせません。20世紀東ヨーロッパの社会主義を再検討することで、見えてくるものがあるはずです。

あなたのセックスが楽しくないのは資本主義のせいかもしれない(序章)

なるほどですね。
少し先まで読んでみますと、おなじく序章(P.34)に、デンマークの話がちょこと書いてあります。
以下、引用します。

北欧は世界一幸福度が高いだけでなく、女性が経済的・政治的にもっとも成功している国々でもあります。ジャーナリストのケイティー・J・M・ベイカーは「再配分の悲哀:デンマークのナンパ師」という記事のなかで、「デンマークではヤレる女を探すには最悪の砂漠だ」というアメリカ人のナンパ師ルーシュ(ダリーアッシュ・バリサデ)の言葉を紹介しています。

あなたのセックスが楽しくないのは資本主義のせいかもしれない(序章)

どうしてかというと、女性に対しての社会的・経済的な差別がないがゆえ、かの国の女子たちはお金のために男を必要としていない、ということらしい。
なのでホイホイついていかない。

逆にいうと・・・

〈ジェンダー格差の大きい国では、性的関係は社会的階層を上げるための大事な手段となります。王子様と結婚して裕福になるというシンデレラストーリーです〉と本書。

これって、我が国では今だに、巷の女子たちが言ったりしてますよね。
そりゃもちろん「カネのために結婚」とはっきり言わないにしても、相手になにを望むかというと、経済力です、みたいな。

つまりカネですね。
あれ?
あ、すみません、カネのために結婚って、言ってますね彼女ら、それもはっきりと。
あはは。失礼しました。

ということなので、本書では〈女性が自分で稼げて、さらに国が自立を支えてくれる環境にあるなら王子様は必要ありません〉と続きます。

結婚は結婚でも、経済的にも精神的にも自立している同士だったら、いいかも。
大人の色恋、ステキだ。
恋愛感情も長続きしそうだ。
とにもかくにも「生活感がない」っていうのがサイコーだ。
恋愛感情は生活感で崩れ去る。

と、ここまで読んで、あ、そうか、と。
単に、世の中の婚姻数を上げるにはどうしたらいいのか。

いま世の中は「少子化対策でどうのこうの」という騒ぎになってるでしょ。
もちろん、そんなもんに有効的かつ具体的な策はないんだけどね(←ほんとはある。おーさわ流の秘策です)。
そんな状況でも、大手新聞社は新聞社であるがゆえ、その手の世の中の動きを記事にしなければならないため「もっと結婚させろ」という論調にしてみたり。

「もっと結婚させろ」か。
どうすりゃいいかというと、そうなんですよ。

ジェンダー格差をもっともっと増大させる。
女性の貧困率をもっともっと高める。
ジェンダー格差、この際だから世界最下位をめざす。
女性の経済的自立を阻止すりゃ、女性たちも結婚になびくだろう。
カネの前にひれ伏すだろう。

なんてことを考えてたら・・・

バチが当たってしまいました(涙)。

本書をもうちょっと先まで読んでみようかとねばったものの、やはり翻訳テイストにつきあいきれず、あきらめて気分転換がてら、NHKオンデマンドでなんかアーカイブでも見ようかと。

で、クローズアップ現代。
令和6年2月7日放送
『追跡・悪質ホストクラブの闇 “売掛金”に追いつめられる女性たち』

もう一度、申し上げましょう。
バチが当たってしまった。

ものすごくイヤな気分になりました。
悲しい。
もちろん番組時代がつまらないとかよくないとかという意味ではなく、まさに「クローズアップされた”現代”」が、とても痛い。

結局、カネ。
恋愛感情をたくみに使った商売はエグい。
お察しのとおり。
フーゾクに沈められてシャブ漬け。

稼いだカネはみんな彼らへ。
笑いながらインタビューに答えてました。
アーカイブをご覧になれる方は、ぜひ。

今回は以上です。
最後までおつきあいくださいましてありがとうございます。

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