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協奏交響曲(サン=ジョルジュ)

いらっしゃいませ。

ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。


さて、"本日のオススメ"は、サン=ジョルジュ作曲の『協奏交響曲』です。(数字は25-75。名曲解説全集補1巻P72)


サン=ジョルジュ先生。1745年-1799年(54歳)の、フランスの作曲家ですね。

C.シュターミッツ先生と同じ年の生まれ、11年後にモーツァルト先生が生まれる、そんな時期のお話です。


ヴァイオリン奏者にして、作曲家、そして当代随一の剣術家だということです。

フランスから派遣された


カリブ海の南部にあるグアドループ島の、総監督としてフランスから派遣されたブローニュさんと、島の黒人の女性との間に生まれたのが、サン=ジョルジュ先生。

10歳ころには、父のいるパリに移り、音楽の勉強が始まったようです。

13歳ころには剣術の先生に弟子入りしています。

19歳ころには本格的にゴセック先生に師事をして作曲を学び、24歳ころにはゴセック先生のオーケストラのメンバーになり、その後コンサートマスター、音楽監督、指揮などもしました。

33歳ころにはソリストとしての活動を開始し、自作のヴァイオリン協奏曲を演奏もしています。


そんな先生がおそらく36歳ころに書かれたものが、本日の曲『協奏交響曲』です。

このジャンルに関しては、最も栄えていたのがパリだったようです。2楽章構成が一般的。


この協奏交響曲も、しっかりこの形式にのっています。

独奏ヴァイオリン2本による協奏。


曲は、この時代の曲の雰囲気で、しかもヴァイオリン2本の協奏曲と考えると、とても心地よく聞けます。



本日の音源は、The Orchestra Nowさんのチャンネルを視聴しながら書き進めてきました。ありがとうございます。


本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。



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