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名前を覚えていてくれた居住支援第一号のSさん

晴れた日曜日の朝。
めちゃくちゃ嬉しい出来事があった。

くらしケアの居住支援の原型となった第一号利用者様と、たったいま偶然に再会した。

新聞記事を見て問い合わせてくれた社会福祉協議会さんのご紹介で、犬山病院を退院支援(いわゆる地域移行支援)をお手伝いしたSさんとの再会。

中日新聞さん 2013年11月18日の記事


なんとSさんは、僕をフルネームで覚えていてくれていた。

そして、アパートが借りられず困っていたこと、あのときの名刺はいまも持っていることを笑顔で話してくれました、

Sさんの住まいの支援は、まだくらしケアの構想すらなかった平成26年(2014年)にさかのぼる。

Sさんと最後に会ったのもあのとき以来だからもう10年近く経つ。

現在のSさんは、週一回の訪問看護を利用しながら、作業所に通っているそう。

とにもかくにも元気そうで何よりだった。

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平成26年の支援時、まだ居住支援と言うことに関して形になっているものは何もなかった

空き家を活用しようと意気込んで会社を立ち上げたけど経営は苦戦した。

だけど、Sさんの住まいの支援を手がけたことで「こんなにも喜んでもらえるんだ」といった充実感をいまでも身体がはっきり覚えている。

「もっと多くの人に喜んでもらって、同時にアパートの空き部屋をなくせたら最高だなぁ」と思うきっかけになった支援であり、くらしケアらしい不動産との向き合い方を決定づけてくれたご縁でした。
江南市社会福祉協議会さん、犬山病院のワーカーさん、そしてSさんと出会ってなければ、今の居住支援事業にはつながってなかったように思うのです。

久しぶりに会えて、自分の言葉でお礼が言えてよかった。

何気ない出来事がとても幸せです。


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