「紙の月」「月の砂漠をさばさばと」

今回も2冊分。

女性たちの心理描写、文章、間の使い方は本当にすごい。八日目の蝉の空気感も似通っている。

この前読んだ「冷静と情熱のあいだ」も読んでて思ったけど、こういう情勢の心理描写を描く小説はいわゆる答えがある小説ではないので、逆に読んでて難しいなと思う。いろんなことを考えたり、自分をどこの視点に置くのか、とかも。

優しい文章と優しいイラストで。絵本のように暖かくて、いろんなタイミングで読みたくなる。いい本だなぁ。でもどこかで読んだ気もするなぁと思って最後にブクログに登録したら2013年に読んでた。6年ぶり2回目。23歳のとき読んだ自分と、29歳で読んだ自分はやっぱ感想とか気になるところは違ったんだろうかなー。

読書にハマっているときにこんな雑誌が目の前にあったら買ってしまいますがな。

あなたのおひねりが、なんかいい感じになるはず