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「夢十夜」「いまさら翼といわれても」

独立報告やら、誕生日やらあり、やはりその付近は読書がそこまではかどらず、読まない期間があった。

エッセイっぽいものが続いたので、短編小説を読みたくなり、ひとまず夏目漱石の「夢十夜 他二篇」

夏目漱石でいうと、「吾輩は猫である」「こころ」「坊っちゃん」などなど名作ぞろいで、装幀違いが何冊も溜まっていく。そのなかで漱石の短編集、そもそも漱石さんという人は…?みたいなのがわかるのがこの夢十夜。

暗めかしいといえばいいのか、不安感というのか、そういう色合いの本だった。

やっと読めた。氷菓・古典部シリーズの最新作。ひとりひとりの短編が続き、最後に気になりまくる話を置いていく表題作の「いまさら翼といわれても」。えるたそのお話。

前作から結構経っていたので、どこで終わっていたっけ…?という確認のため、ひとまず前作の「ふたりの距離の概算」を読んでから読むという、漫画かよ的。はー、えるたそ。

それにしても面白い。シリアス過ぎなくリアル過ぎないミステリーと、青春感。そして散りばめられるお話と。きちんと読んでいるシリーズはこの古典部シリーズぐらいしか読んでいない(あとタレーランか)けど、早く続きが読みたい。

そんでもって、いろんなことを思い出して、悲しいというか寂しいというか。もうイラストを見ることができないのかって思うと、やっぱり辛いな。

あなたのおひねりが、なんかいい感じになるはず