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続編•雨の日はアイをする③

甘やかされる

それに私は慣れていない
甘やかされたことがない
初めてかもしれない
私は完全に
彼に

甘えている



ワガママな事を
言ってはいけない
自分を極限まで
頑張らないといけない
それは
私がいつも
思っていた事で
でも
頑張りすぎる事で
私は自分が見えなくなって
崩壊するから
そうならない様に
自分を自分で
調節しながら生きないと

思いながら
再就職したのが
一年前



忘年会で
1人ずつ自己紹介や
思いを伝える場面があった

彼は自分の発表の時に

私がこの会社に来た後で入社したのは
〇〇さん(私)です

という様な話を
少し挟んだ

ほとんど話したこともない
どんな人かも全くわからなかったけれど
この人は
私の名前を
出してくれるんだなと
不思議だった

オーナーが呼び寄せた
前も別の大会社で
雇われ社長をしていた
怖い人

そんなイメージの人



二次会に向かうタクシーが
玄関に着いていて
私は勧められるまま
タクシーに乗り込んだ

着いた先のスナックには
私と同時期に入社した
男性2人と
彼と
彼の付き人の様なおじさん
後は
気さくな当時上司の
とても話しやすい専務がいた



スナックは
カラオケ用個室と
ボックス席が何席もある
広々した空間に分かれていた

カラオケしたい人は
個室へ

という言葉で
ただ歌を歌いたかった私は
個室に入った
今思うと
怖いもの知らず

その個室には
当日常務をしていた彼と
その付き人だけがいたのだから

私はその個室に入り
選曲をする
彼は

盛り上げたりしなくていいから
それぞれ好きに歌えばいい

と言った

なんて
淡々とした人なんだろうな
すごい人っていうのは
変わっているものだ

とか思いながら
お酒も美味しいし
歌も歌えて
私は
上機嫌だった

そして合間で
少し彼が話したりを
聞いたりした

時々
他のスタッフが入ってきたけれど
彼が

歌が少し止まっている時は
〇〇さんと私が楽しんでる時間だから
入ってこないように

という様な事を
誰かに言っていた

この人は
私と話すのは
嫌ではないんだな

そして純粋に
今までの仕事の話を
聞くことは
異世界のことで
興味があった

本当に異世界なのだから
そして
この人は
沢山のことを
オーナーに着いて
1番の右腕として
結果を残してきたのだから

まだわからないけれど
すごい人なんだろうな

そんな漠然とした思いだけ思った



そんな風に
雲の上の存在だった人に
身内と言われ
心を許す関係になるなんて
思いもしなかった

この関係は必然だった



でも
私は
依存してはいけない

こんな
必然だった
 
なんて言っているから
来月
なかなか
こっちに居れない
と聞いた後で

居ないと困る
と泣いてしまった

困っただろうな


彼はどう思ったのだろうか

面倒なことになった
と思ったかもしれない
とも考えた
もう
もし誘われなくて
そのまま
終わるなら
それも仕方がないこと

泣いて
そのまま帰って

そのまま終わっても仕方ない
元々
あり得ない関係なのだから

このまま
何事もなかったかの様に
仕事上の
色々相談する
上司で
私は
物分かりの悪い
おっちょこちょいで
爪の甘い部下で



次は
いつ誘われるのかな


期待をし始める時点で
自分が苦しくなっているのに
少しずつ気がついてきたから

だから
期待をしない

そう
もうこれで終わってもいい

そう 
毎回思おう



未来なんて




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