2月12日言葉の毒矢と下心の愛
人が人からかけられる言葉
それは
たった一言で
相手を救ったり
全てを奪ったりする
そして
奪う側の人は
その一言が
どれほどの恐ろしさを持っているのか
無意識に分かっていながら
気がつかないふりをして
その槍を投げているのだろう
それに
その槍が
毒矢なのかもしれないと
知っていて
それを放つ
…
一言が
私の壊れそうな心を
救ってくれることもあるのに
なんで
そんな繊細な
生き物なんだろう
私はすぐに心が脆くて
毒が回りやすくて
やるべきことをやればよいのに
不安定になると
何がやるべきことか
回った毒を
自分で浄化できなくなる
大丈夫
って
その解毒の言葉が
私に
全ての安心感を
無条件にくれる
その
何故か分からない
その一言の
彼の一言の
別に彼は
私を守ろうとして
言っているのでもなく
私を助けようとして
言っているのでもなく
ただ
下心なのだろうと思うけれど
…
でもその
下心も
何ヶ月も続くと
私は抱いたであろう
その感情も
これだけの期間が続き
これだけの様々な
私の日々の弱さを
脆さを
助けてきた彼の言葉は
それだけが
下心だけがベースではないと
そう思ったりもする
そして
下心は
私にもあったりするのだから
彼の話を聞くことで
彼の他愛無い昔話を聞いて
その後で
SEXをする事は
私の心の
休憩時間
きっとこの関係が
お互いに
心地よいという
無理のない関係に
なってきてしまったなと思いながら
また
私は何かあると
すぐに彼を頼り
そうしないと
本当は
立っていられないのだなと
もう
8ヶ月も前
私に
俺が守るから大丈夫
と言った
そんな
守るなんて?
そんなことできないよ?
人から守られたかった
1人で戦ってきた
私は
計り知れない安心感を得た
そして
その守りを
少しずつ繋ぎ止めたくて
何度も
切り離しそうになりながら
でもきっと
今でも脆くて
私は
きっと今は
8ヶ月前よりも
ずっと
安心できる場所にいて
幸せという言葉の
その
安心できる場所にいて
素直に笑える場所にいて
それなのに
無条件の
私への闇や恐怖心が
私を襲うのは
あの恐ろしい場所から
心が完全に
逃げきれていないから
一年前にはまだ
逃げ道がわからなかった
その
恐ろしい場所の
恐怖心が
まだ
抜けきれているわけではないとだと
そうして
毒矢は
いろんなところから飛んできて
それは
その単品ではなくて
私の
その恐怖の闇を
呼び起こす
恐ろしいスイッチを押す
それに気がつかないように
スイッチなんてないんだ
と
気がつかないふりをして
本当では幸せなんだと
私に言い聞かせるために
私は
彼に頼り
彼に
心を抱きしめてほしいと願い
大丈夫と言って欲しくて
心が泣く
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