従業員に
手を出すなんて

…

猫の手なら
出しても構わんけど
何の手を出したんか

後悔するような
手
かもしれない

それでも
出すのが

きっと

私との
共通点

…

大会社の社長や役員を
東京でしてきた人だから
こんなことは
大したことではないのだろう
と
思っていた
そして
私も
こんなことは
久しぶりのことではあるけれど
若い頃に
かなり年上の社長と遊んだりした
そんな時の感覚で
ただ
いて落ち着くから
話をして
相談することが
自分の安心感に
直結するなって思ったから
だから
会いたいなと思い
会った
ただそれだけ

そして
この関係は
この先
どう転がるのだろうか

5月に
ソフトクリームを食べて
デートみたいになっちゃったなぁ
なんて
苦笑していた
ただそれだけが
もう
それだけではなくなっていて

日々の仕事と
自分の
全ての悩みを
1番話せる存在になっていて

いつの間にか
1番頼れる存在になっていて

そんなことになんてならないと思っていた
けれど

必然的に
そうなってしまったよね

このまま
社長と店長
という仕事の関係と
それプラスは
呑みながら
相談できる上司と部下
位なら

いいのだとも思う

でもその先が
あるから

だから
私は今この立場なのか？
それとも
これがなくても？！？！

いや

無ければ
こうはならなかった

本音を話せるから
こうなった
身体の関係のせいではなく
これは事実で

私との関係を
社長を雇っているオーナーに
聞かれたそうで

噂にはなっている
と

…

人生は
色んな波があって

波瀾万丈

そんな言葉でなんて
語れない
治らない

モラハラDV男から逃げて
家を出た日の夜
会社の親睦会だった

その親睦会の場で
社長は
私のことを好きだと気がついた
と
最近言っていた

一歩運命を大きく動かすと
何か時の運命も動く

この時は
別居
という運命の方向転換が
こうさせたのだと思う
この事から
今の仕事の居場所が
ある意味生まれたのだから

仕事だけではない
プライベートで
別居したばかりで
泣いてばかりいて
不安で仕方なかった時に
そんなことを知らない社長は
仕事の事で話をしていて
プライベートでも
仕事でも
先行き見えない不安から
泣いてしまった時に

俺がいるから大丈夫
と
手を握った

セクハラだし
下心丸出しだけれど
私は
その時に
物凄い安心感が流れ込んだのを
覚えている

その先も
様々な場面で
心を支えられている

今強い気持ちで居られるのも
その存在のおかげ

大きな
成功の波に
乗せられたら
こんな関係のことは
何にも問題視されなくなるだろう

だから
私は頑張るしかない

きっと去年
この会社に入った時から
きっと去年
この会社の求人を見つけて
申し込んだ時から
あの
カウ（飼い猫）が
癌になって
10ヶ月で亡くなった日

履歴書を書き終えて
動物病院から
電話が入った日

あの時から
運命は
動き出している

そう
運命はいつも
その時の一歩

何を選ぶか
どんな
一歩を踏み出すか…

運命の路は
続いていく

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