続編•雨の日はアイをする④
目の前にある
その存在に
触れてはいけない
社内で話していると
そんな
不安定なバランスを感じる
もう私は
社内で彼の話が出ると
顔が火照っているのがわかる
彼は特別な存在だから
不在だと
彼の話して持ちきりで
電話が来ただけで
皆がピリッとする
そして
私には
電話が来ないなと
無駄な嫉妬をする
電話が来ているのは
最近入った
期待の新人くん
そりゃぁそうだよ
私からは
特に目新しい発信も
していないのだから
でも少し
関わっていた仕事で
進展があったから
メールをしておいた
…
仕事は
上司を喜ばせる為に
してください
お客様を喜ばせる様に
私を喜ばせる事が
この会社のためになります
…
この言葉を
朝礼で話した事を
とてもよく覚えている
聞く人によっては
この人何言ってるの?!
と思うかもしれない
でもかなり的があっていて
まさしくな話しなんだなと
最近思う
この人は
知れば知るほど
頭がいいし
人の動かし方が
上手だ
マイナスをプラスにするのだから
そこの立て直しに来たのだから
身を削って
本気で来ている
彼は
そこに
本気で食らいついてくる人を
探していた
自分が思うプラスに転じることを
共に
というか
ある意味指示通り
その先で
思いを理解した上で
自主的に
そうか。
…
私は
そのうちの1人に
なったんだな
無駄に焦ることもない
身内
と言っていた
そして
私に男上司を付けたのも
私と彼の間に
その男性を課長として挟んで
社内的に
私としてもやりやすく
社内的に
組織として動く形を
作ってくれたのだ
と
彼は
全てに対して
とても
聡明だ
…
そう
私は思っている以上に
彼の事を
好きになっている
というか
尊敬している
そうして
その人と
プライベートで
他愛のない話をして
次第に甘え口調になる彼を抱いて
身体を取り込み
寝かしつける
その
何故か
儀式の如くになってきた
2人だけの時間は
汚してはいけない
聖地の如く
その場所にいる時以外は
夢の中の光景のように
…
彼は言った
1人で寝ようとすると
〇〇さんが
上に乗って
腰を振って
気持ちよさそうに
よがっているのが
思い出される
って
…
今日も私は
夢の中で
彼の身体を取り込み
極限まで
気持ちが良くなりたいと
よがりつづけている
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