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続編•雨の日はアイをする④

目の前にある
その存在に
触れてはいけない

社内で話していると
そんな
不安定なバランスを感じる

もう私は
社内で彼の話が出ると
顔が火照っているのがわかる

彼は特別な存在だから
不在だと
彼の話して持ちきりで
電話が来ただけで
皆がピリッとする

そして
私には
電話が来ないなと
無駄な嫉妬をする
電話が来ているのは
最近入った
期待の新人くん
そりゃぁそうだよ
私からは
特に目新しい発信も
していないのだから

でも少し
関わっていた仕事で
進展があったから
メールをしておいた

仕事は
上司を喜ばせる為に
してください
お客様を喜ばせる様に
私を喜ばせる事が
この会社のためになります

この言葉を
朝礼で話した事を
とてもよく覚えている

聞く人によっては

この人何言ってるの?!

と思うかもしれない
でもかなり的があっていて
まさしくな話しなんだなと
最近思う

この人は
知れば知るほど
頭がいいし
人の動かし方が
上手だ

マイナスをプラスにするのだから
そこの立て直しに来たのだから
身を削って
本気で来ている
彼は
そこに
本気で食らいついてくる人を
探していた
自分が思うプラスに転じることを
共に
というか
ある意味指示通り
その先で
思いを理解した上で
自主的に

そうか。

私は
そのうちの1人に
なったんだな
無駄に焦ることもない

身内

と言っていた
そして
私に男上司を付けたのも
私と彼の間に
その男性を課長として挟んで
社内的に
私としてもやりやすく
社内的に
組織として動く形を
作ってくれたのだ

彼は
全てに対して
とても
聡明だ

そう
私は思っている以上に
彼の事を
好きになっている
というか
尊敬している

そうして
その人と
プライベートで
他愛のない話をして
次第に甘え口調になる彼を抱いて
身体を取り込み
寝かしつける

その
何故か
儀式の如くになってきた
2人だけの時間は

汚してはいけない
聖地の如く

その場所にいる時以外は
夢の中の光景のように



彼は言った

1人で寝ようとすると
〇〇さんが
上に乗って
腰を振って
気持ちよさそうに
よがっているのが
思い出される

って

今日も私は
夢の中で
彼の身体を取り込み

極限まで
気持ちが良くなりたいと
よがりつづけている

#セックス
#社内恋愛
#小説
#愛
#仕事

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