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雨の日は恋をする⑧

彼は
晴れ男だ
と言っていた

出かける時は
いつも晴れる
って

色んなことから
板挟み
家でも
仕事でも

昨日は
朝から
娘のことで
母と少し喧嘩に
娘が具合悪いと言っているのに
無理やり行かせようとするから

私のこと
熱があっても
学校へ行かせた母だから
娘たちに
そんな辛い思いさせたくないから

私子どもの時
具合悪かったけど
行けと言われて学校行ったら
吐いて熱出て
インフルエンザだったことあるよ
体調は自分にしかわからないよね?

この言葉でやっと
娘を休ませられた

仕事に行くと
早速パートのおばさんから
愚痴オンパレード
本当
仕事上の必要なこと
以上のストレスを
私に与えるのは
社内のおばさんたち
みんなの
生きがいの様な気がする

社内の年上おばさん
5人
その中でも特に3人は
私いじめが趣味だ

昨日もその3人から
朝から晩まで
いらないストレス攻撃

さらに
最近は15歳年下の新人も
そのおばさんたちに
取り込まれて
生意気と言っていい態度を
私に取る様になった

もう
私には逃げ場がない
でも
目の前の仕事を
こなすのは
私にかかっている

そのプレッシャーは
私に襲いかかった

彼にしか
その話は
相談できない

でも
彼は
私の上司でもあるから
私に指導ももちろんする
その部署のことを怒る相手は

部署内のミスは
私のミス
それを改善するのも
私の仕事

挟まれた相手の
逃げ場のない中で
その挟んだ片方が
癒しの相手である
この複雑さ

でも
私には彼しかいない

昼の休憩室
1人で
オイオイと泣いた
こんなボロボロと
仕事のことで泣いたのは
初めてで
やはり限界かもしれないと
そう思って

彼へ
LINEで
限界だ
と伝えた

私はそんなに強くないんですよ

そう思いながらも
私自身の
仕事の不十分さを
自分自身反省する余り
彼にさえ
弱音を吐けなくなりそうに
なっていた

でも彼に言わなければ
私には
本当に逃げ場はなくなり

1人潰れるだけだ

勇気を出して
長文を送った私に
彼から一言

俺がついてるよ

何故だろう
彼は
言葉は少ないけれど
しっかりとした安心感を持って
私を守る
不思議な包容力で

そして
仕事上
この会社で
私が誰からも認められて
確固とした居場所を作る為に
責任ある立場において
実績を作ろうとしてくれている
そうでないと
この会社では
居場所を作ることができないから
そうそれは
そのうち辞めざる得なくなる
ということ

私に
仕事を与えてくれているのも
また彼なんだ

だから必死に仕事をする

その分
悩みは全部
彼にぶつける

半年ほど前も
何も関係がない時から
何故か無意識に
彼に悩みを話し
彼の前で泣いた

そうして
少しずつ
その深みに入っていき
私の生きる
全てになっている
彼がいなければ
私は今
このメンタルで
きっとまた潰れていた

彼が
支えてくれなかったら
とっくに
堕ちた人生を
繰り返すだけ

私は頭が真っ白になることがある
これは
夫からの
モラハラやDVによる後遺症だと
思っている
何かしなければいけない
と思ったり
少し責められる様なことがあると
頭が真っ白になる

そうならない
リラックスしている時には
できることも
全くできなくなり
記憶が飛ぶ

これが
周囲からは
注意力がない
と見られても
仕方がないことだと思う

私自信
そもそも
何となく他の人と違う
と感じる
これは
子どもの時から
人と同じ方向を向いて
誰かと連んだり
同じ人の愚痴を言ったり
そう言うのが
嫌いだった

特に女同士は

今日も
夜が明ける
忙しいこの時期
今日も当然の様に
仕事で彼と会い
多忙な一日は
怒涛の様に動いていくだろう

昨日
彼に悩みをメールした後で
仕事中に
さりげなく話しかけてきてくれて

今日くる?
と誘ってくれた

すごく行きたかったけれど

娘も具合悪いし
すごく忙しかったから
夜も遅く
明日はかなり多忙な日

会わないことにした

少しだけ
一回抱きしめるだけでもいいから
会いに行きたいって思ったけれど
会いに行ったら
絶対に
そのまま
ベットに潜り込んで
何時間も離れられなくなる

それがわかるから
行かないことにした

家に帰る前に
電話をした

電話に出る声が
愛おしく感じて
仕事の時と違う声

この人は

凄い人

#不倫
#仕事
#モラハラ
#DV
#恋

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