雨の日は恋をする⑧
彼は
晴れ男だ
と言っていた
出かける時は
いつも晴れる
って
…
色んなことから
板挟み
家でも
仕事でも
昨日は
朝から
娘のことで
母と少し喧嘩に
娘が具合悪いと言っているのに
無理やり行かせようとするから
私のこと
熱があっても
学校へ行かせた母だから
娘たちに
そんな辛い思いさせたくないから
私子どもの時
具合悪かったけど
行けと言われて学校行ったら
吐いて熱出て
インフルエンザだったことあるよ
体調は自分にしかわからないよね?
この言葉でやっと
娘を休ませられた
…
仕事に行くと
早速パートのおばさんから
愚痴オンパレード
本当
仕事上の必要なこと
以上のストレスを
私に与えるのは
社内のおばさんたち
みんなの
生きがいの様な気がする
社内の年上おばさん
5人
その中でも特に3人は
私いじめが趣味だ
昨日もその3人から
朝から晩まで
いらないストレス攻撃
…
さらに
最近は15歳年下の新人も
そのおばさんたちに
取り込まれて
生意気と言っていい態度を
私に取る様になった
もう
私には逃げ場がない
でも
目の前の仕事を
こなすのは
私にかかっている
そのプレッシャーは
私に襲いかかった
…
彼にしか
その話は
相談できない
でも
彼は
私の上司でもあるから
私に指導ももちろんする
その部署のことを怒る相手は
私
部署内のミスは
私のミス
それを改善するのも
私の仕事
挟まれた相手の
逃げ場のない中で
その挟んだ片方が
癒しの相手である
この複雑さ
…
でも
私には彼しかいない
昼の休憩室
1人で
オイオイと泣いた
こんなボロボロと
仕事のことで泣いたのは
初めてで
やはり限界かもしれないと
そう思って
彼へ
LINEで
限界だ
と伝えた
…
私はそんなに強くないんですよ
そう思いながらも
私自身の
仕事の不十分さを
自分自身反省する余り
彼にさえ
弱音を吐けなくなりそうに
なっていた
でも彼に言わなければ
私には
本当に逃げ場はなくなり
1人潰れるだけだ
…
勇気を出して
長文を送った私に
彼から一言
…
俺がついてるよ
…
何故だろう
彼は
言葉は少ないけれど
しっかりとした安心感を持って
私を守る
不思議な包容力で
そして
仕事上
この会社で
私が誰からも認められて
確固とした居場所を作る為に
責任ある立場において
実績を作ろうとしてくれている
そうでないと
この会社では
居場所を作ることができないから
そうそれは
そのうち辞めざる得なくなる
ということ
私に
仕事を与えてくれているのも
また彼なんだ
だから必死に仕事をする
その分
悩みは全部
彼にぶつける
…
半年ほど前も
何も関係がない時から
何故か無意識に
彼に悩みを話し
彼の前で泣いた
そうして
少しずつ
その深みに入っていき
私の生きる
全てになっている
彼がいなければ
私は今
このメンタルで
きっとまた潰れていた
彼が
支えてくれなかったら
とっくに
堕ちた人生を
繰り返すだけ
…
私は頭が真っ白になることがある
これは
夫からの
モラハラやDVによる後遺症だと
思っている
何かしなければいけない
と思ったり
少し責められる様なことがあると
頭が真っ白になる
そうならない
リラックスしている時には
できることも
全くできなくなり
記憶が飛ぶ
これが
周囲からは
注意力がない
と見られても
仕方がないことだと思う
私自信
そもそも
何となく他の人と違う
と感じる
これは
子どもの時から
人と同じ方向を向いて
誰かと連んだり
同じ人の愚痴を言ったり
そう言うのが
嫌いだった
特に女同士は
…
今日も
夜が明ける
忙しいこの時期
今日も当然の様に
仕事で彼と会い
多忙な一日は
怒涛の様に動いていくだろう
昨日
彼に悩みをメールした後で
仕事中に
さりげなく話しかけてきてくれて
今日くる?
と誘ってくれた
すごく行きたかったけれど
娘も具合悪いし
すごく忙しかったから
夜も遅く
明日はかなり多忙な日
会わないことにした
少しだけ
一回抱きしめるだけでもいいから
会いに行きたいって思ったけれど
会いに行ったら
絶対に
そのまま
ベットに潜り込んで
何時間も離れられなくなる
それがわかるから
行かないことにした
家に帰る前に
電話をした
電話に出る声が
愛おしく感じて
仕事の時と違う声
…
この人は
凄い人
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