こんにちは＆はじめまして、taku1(たく)と申します。

令和の今となってはコラボし過ぎでよく解らなくなっている『ビックリマン』のチョコシールですが、歴史としては1988年に誕生した『魔神英雄伝ワタル』より古いコンテンツになります。
ワタルの企画時にもビックリマンが流行っているから正方形に入るデザインのロボットを描いたところから、本編でもディフォルメ等身の魔神が活躍する事になり、親しみやすい世界観の一助となっていることが伺えます。

さて、このように企画当時にはいろいろと生み出されたデザインや設定があります。
ですがアニメ本編では登場する機会が無くて俗にいうボツになったものについて、本来ならばお蔵入りして我々が目にすることは無いのが普通ですが、ワタルの場合は敗者復活の場として活かされた場がちゃんとありました。
それが今回ご紹介する、カバヤから発売された「ワタルガム」になります。

当時お菓子売り場に販売していたもので、中に白くて丸い大きなガムが四個とシールが入っていました。
今回はこの中から「バトルゴリラⅢ号」をご紹介します。

凄いやつがやってきている感じです。
頭部の銃の大きさはバトルゴリラ1号に負けていますが、どうやら連発できるようで弾薬が連なって左肩にかかって下まで伸びています。
機関銃のフルオートマチックのようなので、薬莢の弾を交換しないといけないバトルゴリラ1号や改良された2号での反省点がここで活かされているようですね。
実際身軽に動けそうで素早さも上がっていそうです。

こちらはシールの裏面ですが、なんとバトルゴリラ1号とは兄弟機なだけでなく、搭乗者はシュワルシスターなるものだと明かされています。
シュワルってどこかで聞いたことがあるような・・・。

「きゃっぴ～」って「シュワルシスター」はモロ昭和ですね。
服装やスタイルを見ても昭和間満載ですが、昭和に制作されたものなので当たり前でした。

そしてやっぱり、バトルゴリラ1号の搭乗者であるシュワルビネガーの妹でしたね。
しかし、「女だてらにスポーツ刈りして、鉄アレイを持っている。」と書いてあります。
とてもイラストとは似つかわしくない説明文ですが、実はこのワタルガムはＷシール仕様で、シールを一枚めくるとその下にもう一枚シールが出てくるのです。
勿論魔神「バトルゴリラⅢ号」のシールもＷシール仕様でもう一枚の絵柄が存在します。
他のシールも同様、一枚目と二枚目のイラストのギャップが楽しくて当時の子供達はリピート購入していた次第です。

このカバヤのワタルガムについては同人誌「ワタルクロニクル Vol.1」にてご紹介しております。
この記事ではご紹介していない二枚目のシールもばっちりフォローしておりますので是非ご確認ください。
また、ワタル企画段階の制作側のエピソードなどは公式本「魔神英雄伝ワタル創世伝記(めいきんぐふぁんぶっく)」にてご紹介されていますので、まだご覧になっていない方は是非に！

最後までご覧頂きまして、はっきしいってありがとうございました！
またね。

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