G1クライマックス30


飯伏の優勝で幕を閉じた。

決勝カードは飯伏対SANADA。これは僕が切望したカードだ。

グループ分けを見た感じで、Aはオスプレイか飯伏、BはSANADAかなと思っていた。

内藤・EVILが別グループだったらまた決勝あるなーと思ったかもしれないが、同じグループだったので共倒れだろうと。EVILの離反は悪くないが、内藤を標的にしすぎでその他のシナリオが組めない。これ以上EVILと内藤が中心でも面白いことがない。技もできっており、組み合わせの妙を感じるカードでもない。

一方SANADAはレスリングが上手い。派手な技はないけど、丁寧だ。フィニッシャーのラウンディング・ボディープレスも速さがあって見応えがある。最近多用しているオコーナブリッジもいい。

飯伏は史上初の3年連続決勝と3人目の連覇という記録だった。飯伏はタッグよりシングルの方がいい。というか、ケニーとのゴールデン・ラヴァーズの完成度が高すぎて、飯伏のタッグはあれ以上のクオリティが出せる選手がいない。棚橋と組んでもなんのサプライズもなかった。このまま進んで欲しい。


決勝は35分越えの大熱戦。25分以降の攻防は特に見応えがあったが、最初の10分もイニシアチブをどっちが握るかでそれはそれで素晴らしい形だった。壮大な映画のようだった。最近はビッグマッチの中でも、この情勢下ということを考えるなら最高だったと言っていい。勝った飯伏はもちろん、負けたSANADAにも拍手を送りたい。


このG1内で良かった試合は他にもある。その中で素晴らしかったのはタイチとジュースだ。タイチは最近の新日本では本当にいい試合をしている。ヒールとしてのラフファイトはもちろん、純粋にプロレスが上手い。相手に合わせた対応もできる。特に飯伏との試合。キックのみという壮絶さ。途中から意地だけでやってるなという美しさもあった。何よりタイチは受けが上手い。技を受けても見栄えがいい。それがレスラーとして素晴らしいと思う。今のヤングライオンは素材がとても良い。だからこそ、タイチから受けの美学を学ぶべきだと思う。

そして久々だったジュース・ロビンソン。あたらしくフレディー・マーキュースタイルだったが、ジュースは魅せ方が抜群に上手い。エンターテイメントをよく理解している。さすがアメリカの選手。表情も豊かだし、この人は試合だけじゃなくもっと先と考えてるんだろうなと感じるほどだ。ファン心理を掴み、盛り上げ方を知っている。もっと新日の中心でいいと思う。


この先の展開はIWGPヘビーに飯伏が1.4で挑戦。相手は内藤で確定かな。内藤はEVILとのリマッチがあるがいざこざにSANADA救出からの1.5メインでインターコンチ賭けての試合がありそう。G1で内藤はSANADAに負けているが、試合自体はなかなかだった。仮に内藤がこの2試合でベルトをそれぞれ失っても、1.4と1.5のメインを連日やった事実が残る。そしてベルトが別々の選手に行く。これでいいんじゃないか?

続いてオカダは1.4でオスプレイリマッチかな。オスプレイはヘビー獲得した飯伏に対する最高のチャレンジャーになるので、そこまでベルト前線参加はない。今の新しいユニット形成が急務課題だ。その相手がオカダ。オカダは一人でも充分だ。オーカーンと事前なら試合をし、流れで1.4。これは悪くない。そしてオスプレイの新ユニットに誰が加わるか。そろそろ過渡期な棚橋のヒールも見たいぞ。オカダはやっぱりチャンピオンが似合うが、チャンピオンじゃなくても存在感があるのが素晴らしい。素晴らしいんだけど、レインメーカー封印は意味がわからない。マネークリップと併用すればいいだけ。なんかわかんないけど、飯伏がヘビー取って防衛ロード続けて、奪取するのはオカダな気がする。


そんで棚橋。棚橋は難しい。KENTAのUSヘビーの権利書を取ってモクスリー??2年連続海外の大物相手に1.5に試合。まぁ別にいいけど、それを見たいファンがどんだけいるの?って話。ってかモクスリー日本これる??疑問符だらけの展開になりそう。だったら権利書自体はKENTAが持ってて他の選手にSNSで関係性作ってマッチメイクする方がいい。KENTAはそういう形作りが抜群に上手い。何が言いたいかっていうと、新日はもっとKENTAを重宝しろってこと!!

だから棚橋は難しい。スターだけど誰と何のために戦うかが本当不明。めちゃめちゃ面白いのは、オスプレイ相手にするオカダがパートナーに選んだのが棚橋で、棚橋が裏切ってオスプレイと組む。大ヒール完成。まぁこんなことにはならない。ベビーが飯伏とオカダだけになってしまう。オカダってかCHAOSはベビーなのか謎だが。もっというと、ロスインゴはもっと謎だ。ただベビーの棚橋はもう結構限界。可能性としては他団体との試合。これは別に見たいかと言われればまぁ見たいって感じではあるが、


タッグはワールドタッグリーグの優勝組がタイチ・ザックに挑戦かな。GoD戻ってくるならそれでいいけど、他に選択肢がない。鈴木軍崩壊の線もなさそうだし。NEVER6マンを失って、YOSHI-HASHIが絡む??誰と組むのよ。石井??なくはないけどね。石井はちょっと不遇な時期長いな。試合自体は面白いのに。あ、ジュースとコブならタイチ・ザックと面白いかもしれない。試合自体すごくいいものになりそう。久々に本隊対鈴木軍もいいかもしれない。ウルトラCで、みのるが参戦はあり。パートナーは鷹木。鷹木が「みのるは絶対好きにはなれねぇが、プロレスの魂は感じるぜ」的なハートで組めば・・・ないか。鈴木軍はどうなるのか。結構ベルト保有率高いというかDOUKI以外みんなベルト持っているという。一番ちからがあるのは鈴木軍かもしれない。


ジェイは次のシリーズで飯伏の挑戦権利書に行ってとれない。1.4はバレット対決で対EVILが濃厚。ジェイのベビー転向は考えられるが、ジェイのヒールは完成されていて素晴らしい。だけどEVILはヒール以外選択肢がない。渡辺にもどるか??この抗争の問題点は着地点がないこと。バレットが日本人と外国人に分かれるとかだけど、ユニット増えすぎ問題になる。新しい選手の参戦??バレットはそしたら海外選手になって、ジェイとは関係作れるけどEVIL宙に浮くぞ。スイッチブレードは結構カッコいいぞ?どーすんだ??


とりあえず11.7の試合は飯伏×ジェイ、内藤×EVIL、みのる×鷹木、ヒロム・BUSHI×金丸・デスペ、KENTA×棚橋かな??試合数的に、NEVER6マンと矢野×ザックのKOPWは別日に消化かもしれない。KOPWの価値よ・・・。


こうやっていろいろ妄想するのも楽しい。


なにが言いたいか??

これからも新日本から目が離せねーなってこと!!!!



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